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オールドレンズ女子部 撮影散歩&お茶会
10月15日 場所は横浜イングリッシュガーデン
参加資格 オールドレンズに興味のある女性 詳しくはこちら 

オールドレンズ写真学校 写真展
11月3ー5日 場所は原宿 申込制:定員13名(参加資格有) 詳しくはこちら スタッフとして参加予定です。

2010/01/21

Carl Zeiss Ultron 50mm/F1.8 (M42)
カールツァイス ウルトロン


豊かなボケと抜群の解像力が魅力の素晴しいレンズ

カールツァイス・ウルトロンのシンボルは前玉の凹レンズである。ウルトロンを崇拝する人々は口に出さずとも、この凹んだ前玉が優れた描写を生み出していると信じている。本当のところはどうなのか?興味津津だ。 

フィルター径:56mm(特殊), 重量285g, 焦点距離50mm, :絞り:F1.8~16, 最短撮影距離:0.45m, フォクトレンダーの台帳によるとレンズが生産されたのは1968(!)-1971年とある。M42マウント用。後玉が突き出しているのでフルサイズセンサーを搭載したEOS 5Dで使用する場合には後玉保護部を削る必要があるようだ。絞りリングにはクリック感が無く、絞り羽は無段階で開閉する。レンズ名の由来はラテン語の「極端な」を意味するUltraである

元々、このレンズは世界最古(1756年~)のカメラメーカーであるフォクトレンダー社が、レンジファインダーカメラ用のモデルとして開発した。フォクトレンダー社は1969年にツァイス・イコン(旧西独)に吸収合併される。それを機にツァイスの手によって設計が変更され、一眼レフカメラでも使用できるレンズとして生まれ変わったのが本品である。旧来の設計を生かしつつ前玉に凹レンズを加えることでバックフォーカスをかせぎ、ミラーボックスを内蔵した一眼レフカメラにうまく適合させた。設計には全く手を加えず光学系全体を大きくすることにより適合させるという選択もあったのだろうが、後玉がカメラ側のマウント規格内に収まるかどうかが問題だ。場合によってはTOMIOKA系列のF1.2みたいな大胆な設計が必要になっていたのかもしれない。本来は不要なレンズが1枚付け加わったのだから収差のコントロールはより高度になるし、内面反射が増え暗くもなる。凹レンズの設置は光学性能的にみれば冒険としか言いようがない。ウルトロンは当時のツァイスが社運をかけた看板レンズであったはず。しかし、こういう逆境下では素晴らしい名作ができるという歴史の教訓をなぞるように、完成したウルトロンの描写はピント部の解像感がずば抜けて高く、アウトフォーカス部のボケが極めて豊かな素晴らしい仕上がりとなった。こうしてツァイス銘のウルトロンは後世に名を残す銘玉の中の銘玉となったのだ。

このレンズの設計者について確実な情報は無いが、可能性として有力なのはZeissが1969年に吸収した元Voigtlander社のエンジニアEggert JoachimとFritz Uberhagen、および彼らをサポートした元祖Voigtlander Ultronの発明者A.W.Tronnierであろう。この3名はVoigtlander社がZeissに吸収される以前からダブルガウス型レンズの前方に凹メニスカスを据える設計の研究を続けており、3名は共同で関連特許を1968年にスイス、1969年に米国(US3612663)およびドイツ(DE1797435A1/DE1797435B2/DE6605774U)で出願している。また、Tronnierの息子が開示した情報にはTronnierが凹UltronおよびColor-Ultronの開発においてZeissに協力したとする記録が含まれており先の予想と整合する。

ツァイス/フォクトレンダーの純正ラバーフード(S56)。装着部は専用のバヨネット方式を採用しているので、フィルターをはじめ汎用品が装着できない。シクシク・・・。フードはなかなか手に入らないレアなアイテムなので、所持していない場合にはカブセ式フードの内径をフェルトなどで埋めて装着できるようにするのがよいだろう

ウルトロンには姉妹品で同じイカレックス用に開発された35mm広角レンズのスコパレックスと50mm標準レンズのテッサー50mm/F2.8、135mm望遠レンズのダイナレックスがある。

左はUltron 50/F1.8で右は姉妹品の広角レンズSkoparex 35mm/F3.4

入手の経緯
体温計は38度半ばを指している。私は風邪で寝込んでいたのだ。しかし、そんな事はおかまいなしにeBayでの入札締め切りは刻一刻と近づいていた。
本品は2009年10月上旬に米国の中古カメラ業者グラフレックスグラフィック(取引数771件・ポジティブ100%)が出品していたものだ。商品に対する解説には「使用感が少ない美しいウルトロン」とある。コンディションはMINT-(ほぼ新同品)。振ってもカラカラ音はない。鏡胴に極僅かな使用感あるが大きな傷はない。ヘリコイドリングの回転は滑らか。絞りリングの回転もスムースで軽い。光学系はクリーンでクリア。カビやクモリはない。文字盤の白色がクリーム色に変色しているとのことだが全く問題なし。キャップとフードがつくとのこと。めったに無いチャンスだ。
入札締め切り時刻が訪れたのは午前3時45分で外はまだ真っ暗であった。私は病体に鞭うって午前3時35分に家族の寝ているベットルームを抜け出した。肉体的、精神的には動けるはずもなく、私を影で支えていたのはお馴染みの物欲パワーであった。どうやって書斎のPCまで辿り着いたのか良く覚えていないが、手にはしっかりとキッチンタイマーを握り、途切れ途切れの意識の中でカウントダウンを開始していた。うぅ~、このままウルトロンに出会うことなく天国に行ってしまうのか。締め切り10分前の価格は225㌦で入札件数は僅か6件。恐らくこの品なら相場の350-400㌦は軽く超えるだろうと予想していた。ところが妙なことに5分を切っても、なかなか入札価格が上がってこない。私は500㌦(4.5万円)まで出すつもりでいた。動きがあったのは1分前で、突然345㌦まで価格が跳ね上がった。この時点の入札は16件であった。「フン、やっと来たか。来るなら来い」。ボコボコにされたボクサーのように頭をフラフラとさせながらキッチンタイマーを強く握り締めた。命がけの私には怖いものなど無かった。締め切り10秒前に500㌦を投入し、あっさり355㌦で競り落とした。円高パワーに背中を押されての快勝であった。送料込みでも総額375㌦(3.45万円)である。私は体の力を使い果たし、ゼーゼー言いながら残る力を振り絞ってPayPalで支払いを済ませ、ここで力尽きた。この商品の国内ヤフオク相場は4-5万円である。私はそのまま這ってベットまで戻っていった。
さて、落札から10日が経ったが、私は回復し元気だった。届いた商品は文句のつけようの無い美品。しばらくの間、凹レンズに施されたグリーンの美しいコーティングに見惚れていた。生きてて良かった。

★描写テスト
ウルトロンの持つ特異な描写力は数多くあるM42マウント用レンズの中でも突出していると言ってもよい。50mm/F1.8クラスのレンズに使い慣れている人ならば、数ショット撮っただけで違いに気づくであろう。(良い意味で)不可解な点もあるが、この描写力なら国内外に熱狂的なファンが多くいるのも解る気がする。前評判を箇条書きにまとめると、

●評判(1) 浅い被写界深度と極めて豊かなボケ味
ウルトロンは被写界深度が極端に浅く、かみそりの刃のように薄い面にしかピントが合わない。ピント面から外れた結像は急激にボケる。アウトフォーカス部のボケは同一仕様(50mm/F1.8)の他のレンズよりも明らかに豊かであり、2~3段絞っても依然として深いボケ(感覚的には同一仕様のレンズのF1.8相当)を保っている。これはウルトロンの持つ特異な性質といえる。被写界深度は焦点距離と絞り値(有効口径)によって理論的に決まるので、ウルトロンの被写界深度だけが突出して浅くなるなんて事は通常ありえない。良く知られているようにボケとは視差に由来する結像のブレが原因であり、同じ焦点距離のレンズを比較する場合、視差の大小は有効口径の大小のみに依存し、レンズ系の構成自体には左右されないはずである。この認識は例外なく正しいのだろうか?そして、ウルトロンには何かボケを豊かにする秘密でもあるのだろうか?
光学系(断面図)のスケッチ。入射したスペシューム光線は前玉の凹レンズ(黒い部分)によっていったん光軸よりも遠ざかる向きに屈折する。ここが他のレンズと異なるところ。その後、旧来のレンズ(灰色部)によって再び光軸付近に集められる

●評判(2) ピントがきっちり合ったところでは抜群の解像力を発揮する
被写界深度が極めて浅いのできちんと合焦させるのはシビアだが、ピントが合った場所の結像は物凄くシャープだ。球面収差、非点収差がキッチリと補正され、物点から出た像が1点収束に近づくようチューニングを徹底したのだと思われる。極めてシャープなピント面と極めて豊かなアウトフォーカス部が両立すれば、ある意味において最良の描写となる。ウルトロンはそれを実現しているという。

●評判(3) ボケ味は柔らかい?硬い?どっちなのだろうか
球面収差をきっちり補正すると副作用としてボケ味が硬めになるのが一般的な認識だ。下の図にあるように、アウトフォーカス部のボケた結像の輪郭部がフワッとしているのが柔らかいボケで、その逆が硬いボケというわけだ。ボケの硬さは前項の評判(2)とトレードオフの関係にあるため、ウルトロンのボケは硬いという理屈になる。一方、WEBサイトでは柔らかいという評判を多く目にする。本当はどうなっているのだろうか?

フォトショップで作成した点像のボケ。硬さを3通りに調整して描いた

被写界深度が浅い理由については解釈が全く追いつかない。以下に撮影サンプルを示してゆく。

F1.8 このとおり被写界深度は極度に浅い。どれだけ狭いのかを検証するために、同一スペックの他のレンズと比較してみた

 今現在、私の手元にはウルトロンと同一仕様のレンズが2本ある。Meyer Opt. ORESTON 50/1.8とMC PENTACON 50/1.8だ。これらのレンズを比較対象に抜擢し、ウルトロンの描写力をテストしてみた。なお今回は悪役であるが、ORESTONやPENTACONは高い描写力を持つ優秀なレンズとして認知されている。
下の上段の写真はULTRONとORESTONを用いて開放絞りF1.8で撮影し、両者の描写を比較した結果だ。ピントは画像の中央付近である。明らかにUltronの方がシャープであることがわかる。下部の草も一部ピント面に入っているが、両レンズには解像感の差がはっきりと表れている。アウトフォーカス部はUltronの方がボケが強い(深い)。
F1.8における撮影結果の比較
F5.6にける撮影結果の比較 
上の写真は絞り値をF5.6に選んで撮影し、両レンズの描写を比較した結果だ。両レンズとも開放絞りでの結果に比べ、合焦面のシャープネスがかなり向上している。アウトフォーカス部に目を向けると、Ultronはこの段階でもまだボケが深く、肉眼での比較ではあるがOrestonの開放絞りF1.8におけるボケの深さとほぼ同じ程度であることがわかる。対するOrestonのボケは既にだいぶ浅くなっている。
次に近接撮影でのボケ具合を比較してみた。下の写真をご覧いただきたい。写真の左列がUltronで右列がOrestonの撮影結果である。この場合でもUltronの方がボケが豊かであり2段絞っても依然として深いボケが得られている。背景のアウトフォーカス部に目を向けると、ULTRONのF4-F5.6がOrestonのF1.8とほぼ同レベルであることがわかる。

 
近接撮影でボケ具合を比較した例。左列がUltronで右列がOreston
今度はMC PENTACON 50mm/F1.8を悪役に選び、近景を撮影して両者の差異を比較してみた。下の写真をご覧いただきたい。
左列Ultronで右列MC PENTACONによる撮影結果

左列がULTRON 50/1.8、右列がMC PENTACON 50/1.8を用いた結果である。仏像の額の付近で合焦させている。シャープネスは両者とも開放絞りから素晴しい。左側アウトフォーカス部のコンクリートの切れ目に注目してほしい。MC PENTACONは開放絞りからきっちり結像し、はっきりとした輪郭が見えている。これに対し、ウルトロンは結像の錯乱が激しく、f4まで絞ってもまだ輪郭がはっきりしない。
次に画像周辺部と中央部におけるシャープネスを比べてみた。下の写真の赤い部分を拡大したのが、その更に下の撮影サンプルである。

周辺部(左上端)と中央部

中央部と周辺部の拡大写真
ウルトロンは画像周辺部において収差の影響が比較的きつく表れると言われている。開放絞りにおける周辺部の写真ではご覧の通り結像がかなり甘くなる様子がわかる。水平面からの歪みも若干見られるが、こちらは気になるレベルではない。中央と周辺のシャープネスの差は絞り値に換算して約1段分である。絞ってもアウトフォーカス部がなかなか先鋭化しなかったのとは対照に、ピント面は絞りを閉める程ハッキリと先鋭感が増している。

ボケ味の柔らかさと硬さは輪郭部に現れる
最後にボケ味の柔らかさ/硬さについて考察する。この種のボケ味は残存する球面収差の影響の大小によって決まる。ピント面の解像感を優先させたウルトロンの場合には球面収差がきっちり補正されているため、その副作用でボケ味が硬くなるはずである。ボケ味の評価を正しく行うためには収差の影響が視差の影響を上回る場所、すなわちピント面に極近いアウトフォーカス部(浅いアウトフォーカス部)を見るのがよさそうだ。
OrestonとUltronの描写の比較で用いた少し前の御節料理の写真に再度注目しよう。写真の中の赤い矢印で指し示した境界部を比較すると、ボケ味の硬さが容易に判断できる。

面白いことに、ウルトロンの方がボケが深いにも関わらず、ピント面に近い矢印の部位ではエッジがシャープに立ち上がり、オレストンよりも硬いボケ味になっている。ただし、硬いとは言っても深いアウトフォーカス部では狭い被写界深度と深くボケる性質(前項の(1))がはたらき、結像が大きく錯乱するため、ボケた部分は平滑化され、全体としては滑らかな美しいボケ味が得られている。このレンズのボケが高い評価を得ている秘密は「収差」に由来するのではなく、「視差」に由来する効果なのであろう。ボケ味は硬いが滑らかという認識が正しそうだ。

★以下、作例

F1.8  BMWだのHONDAの1800ccだのと外国製バイクがずらり並ぶ正月風景

●1~2段絞った場合のサンプル

F2.8  メラメラと燃えるダルマ。正月の高滝神社
 F2.8  棒切れでママをツンツン
F4 高滝神社前のベンチ ベンチの角に合焦させている。コントラストも適度に高い
F4 あれっ、なんだろう
F5.6 すべり台
F5.6 冬のコスモス。これだけ寄れれば不満はない
F5.6 こちらも最短距離での撮影結果。毛の一本一本が見事に解像されている



F8 高滝神社の格調高い屋根。周辺部の木が妖しい
雰囲気を出している



★撮影環境: EOS Kiss x3 + Carl Zeiss ULTRON 50/1.8 + 純正ラバーフード(S56)


このレンズの被写界深度が極めて浅い性質のワケを意地になって考えていたが、最後までわからず終いであった。どうやら、このレンズとは長い付き合いになりそうだ。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、どうかウルトロンの秘密をこっそりと私に教えてくださいまし。
M42星雲の光の国からやってきたウルトラマンがビオゴン、ヘリゴン、フレクトゴンだの南海の大怪獣達の住むレンズ沼の降り立ち、抜群の描写力で今日も元気に活躍している。何はともあれ2010年もよろしくお願いいたします。発進!

34 件のコメント:

  1. 名玉きましたねー。
    前玉の凹レンズ、特異な絞り羽根、クリック感の無い絞りリング、バヨネット式のフィルターなど、マニア心をくすぐる変な特徴がいっぱいある変わり者ですが、開放からシャープでなめらかなボケは惚れ惚れします。絞ってもぼけるというのは使っていてなんとなく感じていましたが、比較を見て驚きました。ここまでぼけると。凹レンズの影響なのかもしれませんね。

    絞りリングに銅のバネが使われていて、青錆びが出ていることが多いので一度メンテナンスした方がいいです。

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  2. monogusanさんこんにちは

     ウルトロンを所持していらっしゃるようですね。絞っても絞っても錯乱し続ける底なし沼。このレンズはとても面白いですね。青サビの問題はWEB上でも話題になっており、バルサム切れだのなんだのといった憶測や、このレンズの持病だなどと書かれていましたが、絞りリングに銅が使われていたことが原因だったのですね。勉強になりました。

     なるほど、「ソフトなボケ味」ではなく、「滑らかなボケ味」と捉えるわけですね。もしかしたらボケ味が硬くても錯乱が大きければ、アウトフォーカス部は全体としては平滑化され、硬さが見えにくくなっているのかもしれません。狭い被写界深度により生み出された深いボケと大きな錯乱。それによって生みだされた滑らかなボケ味。新しい観点です。
     F8以上に絞ってみたときのボケ味が硬いかどうかを確かめてみたいと思います。この部分を再検証し近日中にウルトロンのブログを更新したいと思います。

     今年もいろいろお話をお聞かせくださいませ。

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  3. モノグサ写真館を拝見しました。
    夕陽の綺麗な写真がハッとしました。お子さんの写真も可愛いですね。好きなものを撮る気持が伝わってきます。

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  4. ビャー。絞ると視差は減りますが収差も減るんでしたね。よく考えるとこの方法ではチェックできせん(笑)。代りに絞り全開のまま、ピント面に近いアウトフォーカス部のボケ具合を見るのがよさそうです。ボケが硬ければ、階調変化の急な場所にエッジが現れると思われます。

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  5. SPIRALさん

    いつも詳細なレンズの分析、楽しませてもらっております。
    私のコメントが思いがけない展開になっているみたいで
    恐縮です。なめらかというのは私の感覚的な表現なのですが、
    柔らかいとされる他のレンズと比べても独特なボケ味があると感じており、柔らかい、硬いだけでは表現出来ない特徴があるのかもしれませんね。
    SPIRALさんが調べようとされているボケの特徴は点光源を撮るとボケの形やエッジのキレがわかるのではと思いました。

    ブログ、訪問していただきありがとうございました!

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  6. monogusanさん
    こんばんは

    > なめらかというのは私の感覚的な表現なのですが、
    > 柔らかいとされる他のレンズと比べても独特な
    > ボケ味があると感じており、柔らかい、硬いだけでは
    > 表現出来ない特徴があるのかもしれませんね。

    本当にそうですね。こういった「何かを秘めている」レンズ
    を初めて手にして、これが多くの人に支持されている
    理由がはじめてわかりました。

    私は写真を撮る人たちが良く使う感覚的な表現が大好きです。
    レンズの描写をあれこれ考えるのは、感性という曖昧なものに
    到達するアプローチの一つだと思うからです。
    ワクワクしますね。
     
    > SPIRALさんが調べようとされているボケの特徴は
    > 点光源を撮るとボケの形やエッジのキレがわかるの
    > ではと思いました。

    デヘヘ。そうなんですが試行錯誤ですので、
    どうなるのか想像ばかりが先行しています。

    二線ボケは球面収差の影響ですので、これは出ないと
    予想しています。ウルトロンで二線ボケが出た作例を
    まだ見たことがないのですが、monogusanは
    見たことありますか?

    子供が水ぼうそうですので、ちょっと返事が遅れます。

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  7. ボケ味の硬さについては、今回はギブアップ!です。テスト撮影してみましたが、なかなかハッキリした差異を見出せないというのが実感なのです。でも、いつか最チャレンジしてみたいです。子供の水疱瘡は収束期を向かえ一安心。次はどのレンズで遊ぼうかなぁ・・・ドキドキしています。

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  8. 眼鏡は凸レンズですが、これをい逆さにかぶると凹レンズとなり、ウルトロンとおなじです。凹レンズでもちゃんと眼鏡として機能し、近眼の私でも良く見えています。ただし、普段との違いのせいなのかもしれませんが、少し度が強い感じに見えます。みなさんも試してみてください。

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  9. ブログ読者からためになることを教えていただきました。通常レンズには撮影距離ごとに収差の大小が変化する収差変動という性質があるそうです。大げさに言えば、ある撮影距離ではシャープだが、別のある距離ではソフトな柔らかい結像がえられるということです。標準レンズの多くが採用しているガウス型の光学設計では無限遠方から最近接までこの変動幅が小さいらしいのですが、ウルトロンはこの幅が大きいのではないか?とのことです。書き留めておきますね♪。

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  10. ブルーベリースパイラル2011年4月30日 16:32

    庭の垣根のブルーベリーを可愛がっている者ですが、スパイラルさんのサイトを読ませて頂いている間にレンズ沼にハマってしまったのでお名前を頂戴してしまいまして、スイマセン。(-_-;) 沢山レンズをEBAYで買ってしまったので、今後時々コメントを投稿させて頂きたいと考えています。ところで外見を見るとTOMIOKAに少し似たこのULTRONの怪しげな輝き沼にもはまりかけています。ところがアダプターについてはバヨネット方式と書いてあるイカレックスのものがEBAYに出ていますが、我が愛機NEX5に装着できるのでしょうか。何か情報を持っておられればと思い投稿しました。研究発表でなくてスイマセン。

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  11. ブルーベリースパイラルさん
    こんにちは。はじめまして。

    > 庭の垣根のブルーベリーを可愛がっている者ですが、
    > スパイラルさんのサイトを読ませて頂いている間に
    > レンズ沼にハマってしまったのでお名前を頂戴して
    > しまいまして、スイマセン。(-_-;) 

    深い深い沼に引きずり込んでしまったようです。


    > 沢山レンズをEBAYで買ってしまったので、今後時々
    > コメントを投稿させて頂きたいと考えています。

    どうぞどうぞ。出張が多いものでして、
    お返事に2~3日かかる時もありますが、
    気長にお待ちください。おしゃべり感覚で
    ご自由に書き込んでくださいね。

    > ころで外見を見るとTOMIOKAに少し似たこのULTRON
    > の怪しげな輝き沼にもはまりかけています。ところ
    > がアダプターについてはバヨネット方式と書いてあ
    > るイカレックスのものがEBAYに出ていますが、我が
    > 愛機NEX5に装着できるのでしょうか。何か情報を持
    > っておられればと思い投稿しました。研究発表でな
    > くてスイマセン。

    イカレックスのバヨネットマウント用に作られた
    マウントアダプターは見たことがありませんので、
    もしや、ブルーベリーさんの見つけられたのは
    フィルター用のアダプターかもしれませんね。

    あるいは、もし本当に存在するのでしたら
    私もとってもほすぃーです。

    ULTRONはICAREX TM用にM42マウントのものが出ています。
    こちらでしたら、M42-NEXアダプターを用いて
    ブルーベリースパイラルさんのNEX5でも
    使用可能です。

    このレンズは最近、描写についての理解が私の中で進み、
    急激にボケる原理がほぼわかりました。
    近いうちにまた、ウルトロンの事をブログで書きますので、
    そのときに解説させていただきますね。
    ではでは。

    返信削除
  12. ブルーベリースパイラル2011年5月4日 11:03

    SPIRALさんのおっしゃる通りでした。オークションサイトに書いてあったバヨネット方式はフィルター用のアダプターの事を言っているようでした。ドイツのEBAYでM42マウントのULTRONをゆっくり探してみます。ありがとうございました。

    返信削除
  13. ブルーベリースパイラルさん
    こんばんは

    最近は高騰気味なのか300ドル台ではなかなか入手が難しいようです。ヤフオクでも45000円程度が相場ですね。いいレンズですので手放す人も少ないのではないでしょうか。このレンズはピント面から外れた像が急激にボケるのが特徴です。非点収差を徹底的に小さくしているためにできた放れ業ですね。そんなわけもあり、名称の由来については「極限」を現すなど諸説ありますが、ULTRA=「急進的」が最もピンとくる由来だと思っています。。
    いいレンズが手に入るといいですね!

    よいGWをお過ごしください。

    返信削除
  14. こんちは お久しぶりです

    このウルトロン買っちゃいました~♪ 来週には届きます。

    さて、今MFのオールドレンズをAFアダプターを使ってAF化して撮ってます。
    ためしにペンタックスのSuper Takumar 55mmF1.8をAF化しましたが、画質の劣化もなく良い感じです。

    ニコンのAFアダプターも改造して非CPUレンズでも使えるようにして、野鳥撮影でD300で使ってます。M42-ニコンFマウントアダプターを見つけて購入し近日中には届く予定です。

    このニコンのAFアダプターを使用するとウルトロン55mm F1.8は70mm F2.5の単焦点レンズになります。
    フランジバックの関係で無限遠は出ないですが、もともと絞らないで使うので無限遠はボケるので・・・問題無いかと。

    こいつをD300に付けて試写する予定です。

    ウルトロンで動態撮影・・・・開発者のトロニエ博士もこういう日が来るとは思っていなかったでしょうね~(笑)

    返信削除
  15. こぎとさん
    おはようございます。
    AFアダプターをお使いなのですね!。
    ペンタックス用は知っていましたが、NIKON用も
    あるのでしょうか。

    CZ Ultronは一番前の凹みレンズを外すと、
    残った部分はトロニエの設計であると
    考えられています。旧ウルトロン同様に
    いいレンズですよ。

    一番前の凹レンズはバックフォーカスを稼ぐことが
    目的といわれていますが、それ以外に像面湾曲を
    補正する像面フラッターの役割もあると思います。
    ボケが素晴らしく綺麗ですね。

    返信削除
  16. >NIKON用もあるのでしょうか。
    ニコンのAFアダプターは製造中止なので、中古品として入手可能です。

    今のデジタル1眼ではそのままでは動作しないので、改造が必要です。
    キヤノンではこの手のAFアダプターは無いんですよね。

    ニコンのAFアダプターを使用すると焦点距離は1.4倍 F値も1.4倍になります。つまり1段絞った状態になります。

    ウルトロンはoutfocusのボケが大きいので、問題なかろう・・と思っています。

    返信削除
  17. こぎとさん、こんにちは

    ウルトロンの描写については、本エントリーを書いた後で大分理解が進みました。
    ウルトロンのボケが特別に大きいのはピント面のちかくのみです。ピント面からの外れかたが急激というのが正しい解釈です。ピント面の遠くでは他のレンズと大差ありません。
    ではよい週末を。

    返信削除
  18. はじめまして、たまに訪れ楽しませてもらっています。
    Adplo(http://stores.ebay.com/ADPLO)からこんなのが出ていました。
    AF confirm Zeiss Ikon Voigtlander Icarex 35 35S lens to Canon EOS camera adapter
    ご存じでした?私はこれを知る前にM42ウルトロンを購入してしまいました。知っていれば、もう少し安く済んだかも。これを介せばNEXも使えますね。
    キャノンFDと同様、レンズがよくてもスピゴットマウントのものは、アダプターが少なく使いにくいのが悩み所です。

    返信削除
  19. こんばんはktmkt2164さん
    情報ありがとうございました。知りませんでした。
    私も過去にこのアダプターを探した事がありますが、Ultronの記事を書いた当時は
    存在しませんでした。EOSでIcarex 35Sレンズが使えるなんて、
    じつに有りがたいですね。

    返信削除
  20. 国内ではNocto工房というオールドレンズ店で手に入るそうです。
    Icarex BM-EOSアダプター:
    http://www.nocto.jp/shopdetail/006011000015/order/

    返信削除
  21. ebay.comで、Icarex 35S lens Canon EOS で検索すると、たくさんの業者が出しているようですね。
    Nocto工房も売り切れが多いし、ヤフーオークションでは需要のない物はあまり売っていなくて、IcarexBMのような特殊物はebay.comに頼らざるを得ません。
    たぶんspiralさんも経験があると思いますが、ebay.comの小物業者も結構精度が悪い物が多くて自分で調整するか、色々漁っていいものを選ぶかしないといけない場合ああるのは困った物です。まあ、これも楽しみの一つにすればいいでしょうか。

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  22. 中国製アダプターの精度の悪さに関してはオーバーインフならまだよいのですが、無限遠のフォーカスが拾えないケースには困ってしまいます。分厚いアダプターならそういうことは希ですが、極薄のexakta-eosアダプターではebay.com上で無限遠のフォーカスを保証している品々で、散々な目にあいました。米国の代理店から購入したアダプターのみ無限が出ましたが、さすがに訴訟の国で売られている品です。変なものが偽って売られることはありません。

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  23. とてもワクワクしながら記事を読ませていただきました。この記事に出会って数週間、自分の凹ultronと一緒に、私も「 どうしてultronの描写は特別なのか 」を考え、以下の推論に達しました。

    凹Ultronの、他のレンズにない<浅い被写体深度と深度の前後境界外における急激なボケ>の正体は、凹Ultron特有のレンズ構成による収差補正に伴う、ピント面での<収差ゼロの理想の架空レンズ>に近い高精度の収束と、ピント面の前後(一般的なレンズよりピント面に近い)の境界で急激に拡散・錯乱する光束の絶妙なバランスによって実現されているように思います。

    というのも、実際のレンズにおける被写体深度の概念は、「 実は拡散・錯乱(ピント面と比べればボケてる)しているけど、肉眼や撮像素子の解像能ではピントが合っているように見える範囲 」に過ぎず、焦点距離と絞り値によって理論的にはじき出される被写体深度の計算においては<収差がない理想の架空レンズ>が用いられているからです。

    いまのところ、こんな解釈で自分なりの納得にいたっております。

    ●1 解像度の正体
    < ピントと呼ぶにもっとも相応しい面における光の収束の程度 >
    収差の補正が優れている=理想のレンズに近いほど、高い解像度が期待できる。

    ●2 被写体深度の正体
    < 1のピントっぽい面に近い、ピントが合っているように見える空間 >
    ピント面で収束する光を前後で急激に拡散もしくは錯乱させることで浅くできる

    ●3 ボケ味の正体
    < 2の被写体深度外の前後における光の拡散と錯乱の程度 >
    意図的に拡散・錯乱の曲線をコントロールできれば滑らかで溶けるようなボケが可能

    理想から崩すことでしか得られない描写性能というものが、レンズにはあるということなのかも知れませんね。

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    1. ご意見ありがとうございました。
      興味深く拝見しました。

      このblog記事を書いたころはまだ右も左もわかりませんでしたが、
      その後さまざまなレンズや収差の性質に触れ、凹Ultronの性質は私なりには
      整理できるようになりました。

      >いまのところ、こんな解釈で自分なりの納得にいたっております。

      私も何が正解なのかは未だわかりません。でも、
      想像を膨らませ自分なりの解釈を与えるのは楽しいことですよね。

      >収差の補正が優れている=理想のレンズに近いほど、高い解像度が期待できる。

      そう思います。でも、像面湾曲収差を完全に補正しようとすると
      非点収差は膨らんでしまいます。すべての収差は互いに結びついていますので、
      同時に全てを抑えるのは到底無理なことですよね。

      >ピント面で収束する光を前後で急激に拡散もしくは錯乱させることで浅くできる
      >意図的に拡散・錯乱の曲線をコントロールできれば滑らかで溶けるようなボケが可能
       
      まさにそのとおりだと思います。コントロールについてですが、
      球面収差は若干補正不足にするほうが背後の深度は深く見えるみたいです。
      そして、背後はフレアにつつまれ滑らかで美しいボケに近づきますよね。

      このあたりは、Ross-Xpresのブログ記事で実証実験しましたので、こちらも
      ぜひご覧ください。
       
      背後が急激にボケることに対する私の考えですが、このレンズは
      像面が手前側に大きく曲がっているためでないかと思っています。
      凹Ultronとは違いますが、旧Ultronの収差曲線を持っています。
      同じ収差設計なのかは私もわからなにのですが、こちらは
      像面が異常に曲がっています。これを極端にした例は
      ProjectorレンズのSpiral-733です。
      http://spiral-m42.blogspot.jp/2014/09/spiral-733-minolta-ir630-converted-m42.html

      急激にボケています。このレンズは中心解像力がメチャクチャ高いです。
      周辺部を完全に捨て、中心部のみに収差補正を集中させると、こんなレンズに
      なってしまうという例だと思います。

      普通のレンズは像面を平らにするために非点収差の増大をある程度容認するという
      思想で設計しています。結果、平面的に良く写るようになりますが、中心解像力は落ちます。
      一方、凹Ultronはこういう常識的な設計で造られたわけではなく、
      逆転の発想で設計されていると思うのです。

      つまり、像面の平坦化を捨てるかわりに非点収差を限りなく0に持ってゆくという
      非常識的な思想で造られてレンズということです。
      その結果、中心解像力は高く、グルグルボケは少し出ますがとても小さく、
      ボケの拡散も柔らかくてきれい。いかがでしょう?

      貴重なご意見ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

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  24. 今度かったソニーの 55㎜/F1.8も前球がくぼんでます。これはゾナーですけれども。特徴が似てますね。開放の周辺部はソニーの方がいいかも。開放から全面くっきりシャープで、とろとろにボケますよ。プラナーも使ってますが、ボケが汚くて。

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    1. 現代のレンズにも採用されるということは、前玉のくぼみには設計上有利な何かがあるのでしょうね。コメントありがとうございました。

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  25. 私もUltronのBM版をEOSにて愛用しておりますが、通常のアダプターと違うのは市販のTマウントを「切っぱらってあーしてこーしてFBも合わせて使えるようにした」所でしょうか。
    従ってEFマウントのUltronと変形しています。
    当時Icarex BMマウントのレンズは、BMアダプターが出回っておらす単価が安くて助かりました。
    現在はScoparex、Pantarの3本がEFマウントとして活躍中です。
    ところで、凹玉で有名なUltronですが、希少ながら凸玉があるのをご存知でしょうか。
    どうやって凹玉を凸玉に変更していったのか、図面を比べてみたいものです。

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    1. > 希少ながら凸玉

      初耳です!。当然Color-Ultronとは異なる光学系ということですよね。
      見た事がありません。どこかに掲載されていますか?是非とも
      見てみたいです。

      牧野

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    2. オールドレンズファンの今村と申します。

      ウルトロンと言えば、普通は前玉が凹レンズですよね。例えばフォクトレンダービテッサー(観音開きのカメラ)に装着されているウルトロンも前玉は凹レンズです。

      処でフランケ&ハイデッケ社(解り易く言うと ローライ)が一時フォクトレンダーブランドを所有していましたが、その頃35mmフィルム用の一眼レフを製造していました。有名なのがSL-35~SL3003までの一連のQBMマウントのレンズを使用するカメラです。SL-35を製造していた当時、姉妹機としてフォクトレンダーブランドの「VSLシリーズ」と言うカメラを製造していました。この「VSLシリーズ」のカメラは見た目の形状は違ったものの、中身はVSL-1がSL-35だった訳です。そしてこのVSL-1にはM42マウントの機種とQBMマウントの機種が存在しました。このローライ製フォクトレンダー一眼レフ用のカラーウルトロンが、前玉凸レンズのウルトロンです。

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    3. 今村様
      かきこみありがとうございました。
      少しわからない点があるので確認させてください。

      > ウルトロンと言えば、普通は前玉が凹レンズですよね。

      イカレックス版はたしかにそうです。

      > 例えばフォクトレンダービテッサー(観音開きのカメラ)に
      > 装着されているウルトロンも前玉は凹レンズです。

      これは初耳なのですが、本当ですか?どこかに資料がありましたら
      ご教示いただけるとありがたいです。
      私が所持しているビテッサーのウルトロンは前玉が凸レンズです。
      前玉凹モデルが希少ながらもあるという意味でしょうか?


      > このローライ製フォクトレンダー一眼レフ用のカラーウルトロンが、
      > 前玉凸レンズのウルトロンです。

      そうですよね。コメントありがとうございます。

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  26. 前略:
    件のUltronはオリジナルのProminent UltronでもCosina製の一連のものでもRollei Color-Ultronでも、増してRolleiで数本試作した40mmのものでもなく、Icarex製のUltronなのです。
    今から10年近く前、森山農園さんのサイトで売りに出されているのを見かけ、以来ずっと引っかかっていたため質問させて頂きましたが、すみません、混乱させてしまったかも知れません。申し訳ありません。
    そのUltronですが当時のページをもう一度写真確認した限りでは前玉は凹形状ではなく、明らかに凸玉形状になっています。恐らく、凹メニスカスレンズになっているのだろうと推測されます。
    農園さんのコメントにも「珍しい凸形状レンズ」と掲載されておりました。
    凸玉Ultronはその後もう一本売り出されていた(どちらもM42)ので、少なくとも日本に2本は、所有されている方が居るのでしょう。
    一度現物を見てみたい、もしくは話を聞いてみたいと思い、コメントさせて頂いた次第です。

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    1. 前から見ると凸玉形状の凹メニスカス(レトロフォーカス同様)ですね。
      これならわかりました。捕捉ありがとうございます。
      ICAREX用のレトロフォーカスULTRON。そんなものが、あるんですね。
      もし、写真からシリアル番号が読み取れるようでしたら、いつ頃に生産
      された個体なのかわかるとおもいます。凹ULTRONとカラーウルトロンの
      中間期に出現した個体なのでしたら、カラーウルトロンに橋渡しする
      過渡的な製品ということですので興味深いですね。
      グラツェルがICAREX版ULTRONの最後継モデルを手掛けたことになりますし。

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  27. 残念ながら、シリアルNo.が見えるアングルではなかったので…(だからなおさら気になる)
    Spiralさんの予想のように、橋渡し的存在ではないか、と私も思っているのですが、なにぶん現物を手にしたことがないので何とも言えません。
    外見では最短0.45m、F1.8-22と、凸玉形状以外は通常のUltronとなんら変わりはありませんでした。

    ところで、前面が凹玉形状、といえば意外と知られていないのがNikkor S-Auto 50mm F2ではないでしょうか。
    設計思想がUltronに近く、50mmという数字にこだわって前玉に凹レンズを配していて、後継のH-Autoと変わらないシャープさを持ち合わせていますが、ボケがちょっとグルっています。
    この頃のNikkorは35mm、105mmなど同焦点距離の後継レンズとは構成が違っていたりして、面白いですね。
    価格も比較的廉価で、お買い得ではないでしょうか。(もちろんM42ではありませんが…)
    Spiralさんの研究テーマとしてもお勧めだと思います。

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    1. このNikkor試写したことあります。和製ULTRONだ!と知人たちと騒いでいました。ウルトロンに通じる設計かもしれませんよね。

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