おしらせ


2020/02/17

試写のみ:P. Angenieux paris Type X1 75mm F3.5 for Atos-2

F5.6 Fujifilm S400, Camera:minolta X-700

F5.6 Fujifilm S400, Camera:minolta X-700: イエローにコケるのが本レンズの特徴で、アンジェニューのレンズにはよくあります

F5.6 Fujifilm S100, Camera:minolta X-700
Fujifilm S400, Camera:minolta X-700



知り合いの方からお借りしたP.Angenieux Type X1 75mm F3.5です。作例のみ掲載します。

P.Angenieux(アンジェニュー)と言えば、映画用レンズやズームレンズ、レトロフォーカス型広角レンズのイメージが強いフランスのレンズ専業メーカーですが、中判カメラにもレンズを供給していました。今回手にしたレンズはRex Reflex Atos-2という6x6フォーマットの中判2眼レフカメラに搭載されていたもので、他にはSEMFLEXという2眼レフカメラに供給されたモデルもあったようです。私がお借りした個体は改造品で、直進ヘリコイドに搭載されM42マウントレンズとして使用できるよう改造されていました。
ご存じのようにP.Angenieuxのレンズには異なる設計構成ごとにType RやType Sといった記号が銘板に記されており、今回のレンズにはテッサータイプの設計をあらわすType Xの記号が記されています。テッサータイプらしい四隅まで破綻のない堅実な描写ですが、コーティングに原因があるのか硝材に原因があるのか短波長(青色)側の光の透過率が低いようで、イエローにこけるアンジェニューならではの発色と軟調でどこかドライな感じのする独特な階調特性が本レンズにもみられます。Type R1もこんな感じの描写でしたね。
  
P. Angenieux Type X1:  絞り羽 10枚構成, 設計構成 3群4枚テッサー型, シャッタースピード 1/300まで

  
F3.5(開放) sony A7R2(WB:日陰)
F3.5(開放) SONY A7R2(WB:日陰)

F3.5(開放)SONY A7R2(WB:日光)



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