おしらせ


2021/05/07

LOMO特集(再開のおしらせ)

レニングラード生まれの映画用レンズ

ロシアの革命家レーニンは「すべての芸術の中で、もっとも重要なものは映画である」と唱え、世界初の国立映画学校を設立しました。「レーニンの街」の意を持つレニングラード州には世界遺産の古都サンクトペテルブルクがあり、ロシア帝国時代まで遡る同国の映画産業の発祥地、芸術の都として栄えました。ここは日本でいう京都みたいなところで、とても美しい場所です。

ロシアの映画用レンズの発祥地も、やはりレニングラード州でした。同州のKINOOPTIKA社が1946年前後に発売したPOシリーズが戦後のロシア映画用レンズの源流です。ただし、POシリーズの生産拠点は間もなくモスクワに移転され、戦後につくられたPOシリーズの多くはモスクワのKMZ社(現在のゼニット)が製造したものとなりました。ロシアの映画用レンズの楽しみ方は、こうした時代背景、社会的背景を知るところから始まります。

さて、長らく放置していたLOMOの映画用レンズの特集を再開したいと思います。特集もpart 9まで来ると中だるみするんですよね。あとちょっとですね。

  • part 9    OKC7-28-1 28mm F2
  • part 10  OKC1-56-1 and OKC4-75-1
  • part 11   OKC6-75-1 75mm F2
  • part 12   OKC1-50-1 50mm F2

と取り上げてゆく予定です。

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