おしらせ


2009/07/28

Steinheil München Cassarit 50mm/F2.8


こんなに小さいカッサリート
無骨なデザインが魅力
シュタインハイル社の極小レンズ

 じつは私の頭には物欲センサーが生えている。時にこれが私を支配し、家族には内緒で夜な夜な新しいクラシックレンズを調達してしまう。困ったセンサーだ。まぁそんなことはどうでもよいのだが、 私がクラシックレンズを選ぶ際の決め手は(1)デザインがレトロでオシャレであること。(2)描写に個性や味があること。(3)できれば希少性が高いこと・・・である。ちゃんと写るならベンチマーク的な描写性能は二の次なのだ。そんなわけで、今回はシュタインハイル社のカッサリートである。レンズ名の由来は創業者のC.A.Steinheilの頭文字(C+A+S)を由来としている。
 シュタイハイル社は1855年に物理学者シュタインハイルが設立した西ドイツ・ミュンヘンの光学機器メーカーである。日本ではあまり馴染が薄いメーカーだが、ドイツではイスコ、シャハト、ローデンストックとともに中堅名門メーカーの一角を担っている。今回とりあげるカッサリートは開放F値が2.8とスペック的には地味であるが、コンパクトな鏡胴と迫力のある大きなゼブラ柄のデザインが魅力の50mm標準レンズである。レンズの構成は収差(サイデルの5収差)を十分に補正するために必要な最低限の3群3枚で、トリプレットとよばれる設計である。トリプレットはシンプルな構造による画質面での優位性と製造面での低コストを両立させた的を得た設計といえる。本品はM42マウントであるが、他にマクロカッサリットという名のExaktaマウントが存在する。
 私にとっての極小レンズはルードビッヒ・メリター50/2.9とエンナ・リサゴン35mm/2.5に次ぐ3本目である。口径の小さなレンズは癖玉が多いというイメージが頭に焼き付いて離れないが、はたしてカッサリートはどうなんだろう。
小さなEOS Kiss x3がまるで大きなカメラのように見えてしまう。重量:127g(実測) 最短撮影距離:80cm 焦点距離/解放絞り値:50mm/F2.8 レンジファインダーカメラによくある40.5mmのフィルター径を持つ。本品はM42マウント仕様

入手の経緯
このレンズはeBayなど海外のオークションにはめったに出品されない。しかし、何故かヤフオクには度々出品されている。本品は2009年6月にヤフオクで5000円の値をつけていた。過去に13500円で落札されていたので、この値段は魅力的であった。他に入札者が1名いたが、いつものように入札締め切り15秒前に8000円を投じ、5750円で競り落とした。
 
ピン押しタイプのマウントアダプターには要注意
 カッサリートには鏡胴の側面に「自動絞り(ピン連動)/手動絞り」の切り替えスイッチがついている。この機能がくせもので、使い方次第では故障の原因となる。今のマウントアダプターには改良が施され、ピン押しタイプのものが多く出回っている。これを用いて、常時ピンを押しこんだ状態のまま先の切り替えスイッチを使用すると、レンズの内部で切替スイッチの状態を絞り羽に伝えるレバーが、絞り羽の上に設けられたストッパーから外れてしまう。その結果、絞り込みができなくなってしまう(いわゆる故障)。こうなった場合には、以下の4つのステップを踏んで機能を回復させてやる必要がある。
  1. 鏡胴についているレリーズチューブの取り付け部を外し、中の制御棒を引き抜いておく。取り付け部はねじ込み式になっているので、マイナスドライバーで簡単に外れる。
  2. マウント部近くのゼブラリングについている3本のねじ止めをマイクロドライバーを使って外す。
  3. 撤去したゼブララリング内の鏡筒の側面に空いた穴にマイクロドライバーを突っ込み、絞り羽上のストッパーを引っ掛けて動かし、絞りが閉じた状態にする。
  4. スイッチの動力を伝えるレバーをマイナスドライバーで立ち上げ、先ほどのストッパーにはめる。あとは逆の手続きで状態を元に戻して修復終わり。
トラブルを避けるためにも、ピン押しタイプのマウントアダプターは使用しないほうが無難だ。
試写テスト
カッサリートの描写性能についてまとめると、
  • ボケは自然で綺麗。グルグルボケや2線ボケは出ない。
  • 晴天下に屋外で使うとコントラストがかなり低下する。
  • 晴天下では紫と緑がだいぶ淡くなる。
  • 鮮やかでもなく渋くもなく平凡。
発色に関して言えば本品は間違いなく癖玉だ。しかし、それはフィルム写真の時代の話。幸いボケは綺麗なので、デジタル一眼レフ本体の補色・補正機能が本領を発揮する。本品はそこそこ使えるレンズに変身するだろう。
★撮影環境: Steinheil Cassarit 50mm/F2.8( M42 mount) + EOS Kiss x3
昼間・晴天下での撮影結果
カメラ側の補正なしで使用した。撮影後の画像補正も行っていない。コントラストが低く暗部に締まりがない。葉の色は本来はもっと濃い緑色であるが淡くなってしまった。これ以降の写真も補正なしのまま f8

本来は濃い紫色なのだがだいぶ淡くなってしった。現物とは全く異なる色だ f5.6
中遠景の撮影結果。屋根のハイライト部が完全に白飛びしてしまった。フレアが出ている。レンズの性能的に、このような高コントラストの構図をカバーしきるにはかなり無理がある。 f8

ボケ味は自然で綺麗だ。グルグルボケは出ていない。カメラ本体で補色を行い紫が出るように補正した。まだ若干淡いもののデジタル一眼の補正機能の強力さを確認できた f5.6
 
夕方から夜にかけて、又は室内での撮影結果
フレアが出にくい条件下ではコントラストの向上が期待できる

夜のカッサリートはコントラストが向上しボケも上々

無駄な光が減るため、夜の緑は濃くしっかりと出る。昼間の描写とはまるで別物だ f4


霧の夜。雰囲気が良く出せた  f5.6
ボケ味のテスト。二線ボケは出ていない。きれいだ! f2.8
トンカツ屋の店主。ハイライト部の階調表現も良好  f4

日没直後の空 f2.8
★撮影環境(オマケ): Steinheil Cassarit 50mm/F2.8( M42 mount) + PENTAX MZ-3 + リバーサル-ISO100

周辺画像の乱れをチェックするため銀塩カメラで何枚か撮影した。
絞っていれば、周辺画像は良好だ。静岡県伊東市・松月院 f8


絞り開放では右側周辺にリングボケが発生した。やはり乱れているなぁ 伊東市・松月院 f2.8
        静岡県伊東市・いな葉と東海館 f8 

私にとって、極小レンズは癖玉の代名詞だった。ルードビッヒ・メリター50mm/2.9はコントラストが低すぎてフォトレタッチでも救いようの無いレベル。エンナ・リサゴンは赤や紫が淡くなり、カメラ本体の補正機能とフォトレタッチでリカバーできるもののボケが癖気味。カッサリートはどうかというと、発色についてはカメラの補正で何とかなるレベルであった。なによりもボケが綺麗なので、もしかしたら使えるレンズなのかもしれない。カメラのセッティングを極め、今後もう少し詳しくテストしてみたい。

2009/07/20

Carl Zeiss Jena Flektogon 25mm/F4 & 20mm/F4 M42-mount
カールツァイス・イエナ フレクトゴン

こちらに改訂版があります
(2017年1月改定)




Flektogon 25mm/F4 (M42-Mount): 最短撮影距離:0.18m フィルター径: 77mm 重量:358g, 設計者はWolf Dannberg

Flektogon 20mm/F4(M42-mount): 短撮影距離: 0.16m フィルター径: 77mm 重量: 320g  

撮る楽しさを盛り上げてくれる

圧倒的な存在感が魅力

 フレクトゴンは旧東ドイツの名門カール・ツァイス・イエナ社によって製造された広角レンズのブランド名である。20㍉/F4, 25㍉/F4, 35㍉/F2.8の3種のラインナップが存在し、フレクトゴン広角3兄弟の愛称で親しまれている。今回テストする25㍉と20㍉のフレクトゴンはそれぞれ1959年と1961年に登場した。大きな前玉と太く短い鏡胴、お洒落なゼブラ柄のリングが外観の特徴である。両者は大きさやデザインがよく似ているため、一見して区別がつかないが、20㍉版のほうがピントリングの縦幅がやや長く前玉の鏡胴がやや短い。25㍉版は1967年に製造を終了している。一方、20㍉版は35㍉版とともに、ガラス面にマルチコーティングを施した黒い鏡胴としてモデルチェンジし、1976年から1981年まで製造が継続される。フルサイズセンサーを搭載したEOS5Dでも後玉がミラーに干渉することなく使用できるようだ。

フレクトゴン広角三兄弟。左から20㍉/F4, 35㍉/F2.8, 25㍉/F4。M42マウントの他にエグザクタマウントが存在する。中央の35㍉版は過去に本ブログでも取り上げた、レンズ名はラテン語の「曲がる、傾く」を意味するFlectoにギリシャ語の「角」を意味するGonを組み合わせたのが由来。


写真左:フレクトゴンの舌 右:25mm/F4の後玉

フレクトゴンはマクロレンズなみの近接撮影能力を持つのが特徴で、草花や虫をアップで撮影すると肉眼では見ることのできない凄い世界が撮れる。またパンフォーカス撮影にも向いており、近接から遠景に渡る構図において極めて深い被写界深度が得られる。鏡胴の迫力と存在感が撮影者のモチベーションを高揚させるオールドレンズ界の王者である。

入手の経緯
フレクトゴン20㍉/F4は現在もたくさん流通しており、中古店やオークションでの入手は容易だ。今回テストするレンズは2008年夏にeBayにてウクライナの中古カメラ業者から落札購入した。それまで270㌦程度の上限額を用意し何度か落札しようと試みたが、ことごとく失敗した。しかし、この時だけはどういうわけか入札数が少なく、価格が高騰しなかったのだ。新品同様(MINT状態)との触れ込みの品をたった202㌦+送料で手に入れることができた。届いた商品は文句のつけようがない極上品であり、美品の場合の国内相場は4万円程度なので本当にラッキーな買い物であった。デザインに迫力があるため重くてデカそうな印象を抱いていたが、実際に手にしてみるとそれほどでもなく、「あ~こんなもんか」という実感であった。重量320g強というのは、現代の20mm単焦点レンズが250-300gであることを考えると突出して重いというわけではないし、サイズも写真などで見ていたよりはだいぶ小さく感じた。発送元がポーランドになっていたが、たぶん業者が現地で商品を買い付け発送しているのだろう。
一方、フレクトゴン25mm/F4は2009年2月にドイツ版eBayにてスナイプ入札で落札した。ドイツ国内向けの商品であったため、入札者数は少なかった。入札の締切1分前に130ユーロの値を付けていたところに、「えいっ!」と250ユーロを投入したところ160ユーロ(約2万円)であっさり落札できてしまった。25㍉版はもともと製造数が少ない珍品のため20㍉版や35㍉版よりも高額で取引されている。eBayでの相場は350㌦以上、国内相場だと4万5千円はする高価なレンズである。じっくり腰をすえ何度もトライした甲斐があったと思われた。ところが届いた商品は後玉のコーティングにポツポツとした焼けつきがあった。古い品なので仕方ないがオークションの記述にはなかった。一瞬、返品も考えたが実写には影響が無い程度のため我慢することにした。

試写テスト
フレクトゴンの前評判をまとめると・・・

●優れた近接撮影能力を持ち、最短撮影距離は20㍉版で15cm, 25mm版で20cmとマクロレンズ並みである。花や虫を撮るのが楽しそうだ。
●被写界深度がたいへん深く、パンフォーカス撮影に向いている。
●画像中央だけでなく周辺部まできっちりシャープに写り、独特のヌケの良さと透明感のある発色が得られる。
●周辺画像の歪みや光量の低下がたいへん少ない。
●モノコート仕様のため逆光に弱く、コントラストが低下する。


かなり優秀なレンズのようである。

flektogon 20mm/F4:  最小絞りf22による撮影結果。手前の花と遠景の両方が被写界深度内に収まっている。本レンズならではの構図だ
フレクトゴン25(左)と20(右)を同じ撮影条件で比較した。両者は発色やコントラストなど画作りが大変よく似ている。光の多い状況下だが暗部は浮き上がることなく安定しておりコントラストは悪くない。近接から遠方まで大変シャープな結像が得られている。周辺部の歪みも少ない。絞り値はf16。サンプルは無修正・無加工

左は25mm、右は20mm。奥の電灯や紫色の発砲スチロールの色具合など、両レンズの発色はたいへん良く似ている。f8


flektogon 25mm:梅干の赤をきちんと再現できた。f8

flektogon 20mm: やはり25mm版と発色が似ている f8
flektogon 25mm/F4: 紫は若干淡いが、水色、ピンク、緑色はほぼ見た目どおりの発色である。ボケも綺麗。周辺光量の低下も無い。さすがツアィスだ。 f5.6

             flektogon 20mm: f5.6でボケを強調した

               flektogon 20mm: F16で今度はパンフォーカス気味にした
flektogon 20mm: F8

広角レンズは設計上あまりボケてくれないので、ある意味において表現力の乏しいレンズと評されることがある。しかし、フレクトゴンの多才ぶりを知ると、そんなことはどうでもよくなってしまう。フレクトゴンは広い景色を守備範囲とし、小さな虫に大接近し、パンフォーカス撮影をこなす。さまざまな撮影シーンで高い能力を発揮する楽しいレンズなのだ!  

撮影環境: Calr Zeiss Flektogon 25mm & 20mm + EOS Kiss x3 + HAKUBA wide metal Hood


フレクトゴンを持ってスナップ撮影をしていたら、あるとき道行く人に訪ねられた。


What's this? Is this a camera?

No, this is the FLEKTOGON.


2009/07/05

Rodenstock Heligon 50mm/F1.9 (M42 mount)
ローデンストック ヘリゴン


幻のレンズHeligonは

中間色の発色の良さが魅力

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 海外のあるレンズ収集家はブログ上で、M42マウントのHeligonについて「eBayで7年間も購入の機会を待ったが、出品されたのはたったの2件だった」と嘆いている。Heligon 50mm/F1.9は中判カメラの名門Rodenstock社が1959年に僅かに製造した標準レンズである。私は見たことがないが、エギザクタマウント用も存在するようだ。姉妹品として本ブログでも過去に取り上げた広角レンズのEurygon 30mm/F2.8が存在する。いずれも市場での流通量が極めて少なく、知る人ぞ知る隠れ玉とされ指名手配されている。無骨なデザインは人それぞれ好みが分かれるようだが、私はかなり好きだ。ガラスに光を当てると紫色に輝くのもお洒落。デザインはEurygonによく似ているが、フィルター枠の周りが銀色の二重線でカラーリングされているなど、こちらの方が若干凝っている印象を受けた。WEB上での情報が極めて少ないため、今回入手できたのを機会に少しばかり正体を明らかにしてみたい。

フィルター径52mm 開放F値1.9 最短撮影距離0.6m M42-mount 鏡胴の側面に絞り開放レバーがついておりピント合わせの際に重宝する。レンズ名はギリシャ語の「太陽」を意味するHeliosに「角」を表すGonを組み合わせたのが由来である。


Pentax MZ-3への装着例
左: 姉妹品のユリゴン 30/2.8 右:ヘリゴン 50/1.9 デザインがよく似ている

入手の経緯 
2009年6月にeBayに出品していたロスのカメラ業者から即決価格610㌦(6万円弱)にて落札した。この業者(ケビンさんが経営する"ゴー・ケビン・カメラ")は品揃えが極めて豊富でレアな商品を多数扱っているため私のお気に入りだ。価格は少し高めであるものの、日本の相場よりはいくらか安めの設定。本品の日本での相場は全く不明だが、ドイツ版eBayでの相場は1000㌦近い値であった。この業者からは過去にAngenieux 35mm/F2.5(M42)を購入した。商品の状態については、Minty/Rare (98% Mint)とあり、ほぼ新品同様品とのこと。実際に届いた商品は解説通りであった。それにしても、ケビンさんの商品調達能力は凄い。
試写テスト 
開放絞りでは解像度が落ち、やや甘い描写になる。また、暗部が若干明るくなるなどコントラストの低下もある。1~2段絞ればシャープになりコントラストは充分に高くなる。発色は僅かにクールトーン調で落ち着いており、姉妹品の広角レンズEURYGONと傾向が良く似ている。青や赤およびこれらの中間色がしっかり出てくれるのが魅力だ。このレンズの場合、開放絞り時の収差が大きいようで、ボケの暴れっぷりは凄い。二線ボケやグルグルボケが強く出る。1960年頃のレンズはどれも収差の補正が未熟なようで、大口径レンズの場合、ボケ癖の無いものに出会ったことがない。開放絞りにて近景を撮影する際には、背景のシーン選びに注意し、心配ならば少し絞ったほうが無難だろう。
アジサイの色は難しい中間色であり、きちんと再現できればかなり優秀なレンズだ。過去にLithagon35mm/3.5とPANCOLAR50mm/1.8で挑んだが、ともに淡くなり、だいぶ白っぽい色合いになってしまった。Heligonは見た目に近い色を再現した。F4
開放絞りで近景を撮影すると、背景に二線ボケやグルグルボケが強く発生する。収差が大きくボケ癖が強いようだ F1.9
少し絞っておけばこのようにボケは綺麗に整いコントラストも向上する F4
PANCOLAR(50mm/F1.8)のテストの時と同じ被写体を同じアングルで開放絞りにて撮影した。撮影時期が1週間程後のため前回の撮影時よりも花が萎んでしまった。気のせいかPANCOLARよりもボケが強い気がする。EURYGON 30mmの時にも30mmにしてはボケが強いなと感じた。絞り開放で球面収差が大きいのだろうか?背景のコンクリート部分を比べるとわかるがコントラストはPANCOLARのほうが高い。一方、花びらの発色を見比べれば中間色の再現性はHeligonの方が上である。 F1.9

階調表現もなかなか良い。早大理工キャンパスの新校舎にて F5.6

初夏の雰囲気を取り込む F5.6

開放絞りでの描写はこのように甘いので1段~2段絞ったほうが実用的だ F1.9
開放から一段絞るだけで、このように大変シャープになる 。Heligonの絵づくりは中間色の再現性に優れており、ピンク色がしっかりと出ている。PANCOLAR 50mm/1.8で撮影したコスモスのサンプル画像と比較して欲しい。

こちらもPANCOLAR50/1.8と同じシーンを写した。なかなか優れた発色だ f2.8

発色が優れているとはいえ金色(輝光色)の再現はさすがに難しい。銀色っぽくなってしまう(現代のレンズでもまともに写りません・・・。レンズの問題なのかどうか?)
パンカラーと同じシーンを何枚も撮影し比較した。色の濃淡(コントラスト)はパンカラーのほうが上、中間色の発色はHeligonのほうが上であると感じた。


撮影環境 Rodenstock Heligon 50mm/F1.9(M42-mount) + EOS Kiss x3 + PETRI HOOD

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