おしらせ

 
イベント案内
オールドレンズ写真学校ワークショップ
9月3日(日)場所はアクアパーク品川 申込制:定員15名(現在キャンセル待ちとのこと) 詳しくはこちら スタッフとして参加予定です。

オールドレンズxポートレート写真展2
9月16日(土)―9月18日(月・祝)場所は学芸大前 こちらも関連ワークショップですので、お知らせいたします。詳しくはこちら

オールドレンズ写真学校ワークショップ
9月23日(土)場所は巾着田 申込制:定員15名(既に申込が続々と入っているそうです。最近、定員オーバーが多いので申込はお早めに) 詳しくはこちら スタッフとして参加予定です。


2012/04/24

GENERAL SCIENTIFIC CORP. MILTAR(ミルター) 75mm F2, M42(Eyemoマウントからの改造) modified from Eyemo mount

MILTAR MADE BY GENERAL SCIENTIFIC CORP. CHICAGO U.S.A. FOR BELL and HOWELL CO.
ELF 3INCH (75mm) T2.2 (F/2) 35mm CAMERA LENS TYPE VNo.G1070
USE 2" FILTER Bell and Howell CO.SIZE 7
M氏「いいものがあるんだ(ゴソゴソ)。どうだ凄いだろう。ケケケ
Spiral 「こいつはMILTARじゃねえか。軍の払下品か何かか?」
M氏「ケーッ、ケッケッケ。驚いたか。出所は口外するなよ」

シカゴ生まれのミリタリーレンズ

GSC Miltar 75mm F2

MILTAR(ミルター) 75mm F2は米国BELL & HOWELL社が米軍に納入したミリター仕様の35mm版ムービーカメラ(EYEMOマウント)に搭載されていた大口径中望遠レンズだ。Miltarという名称はMilitaryが由来のようである。このレンズの生産時期について定かな情報はないが、EYEMOマウントの需要から考えると1955年頃までに製造された品であろうと思われる。レンズをBell & HOWELL社に供給したのは米国のシカゴに拠点を置いていたGSC(GENERAL SCIENTIFIC CORP.)というメーカーである。聞き慣れないメーカー名だが、戦前に生産された一部のカメラにこの企業名が出てくることがある。同一名で1987年創業の米国軍需企業が存在するが、この企業とは無関係のようだ。レンズの構成に関する資料は一切手に入らない。ガラスに光を通して反射面の数を数える限りではダブルガウスタイプで間違いなさそうだ。レンズの口径は50mmの標準レンズに換算するとF1.33相当とかなり大きく、被写界深度の非常に浅い表現力豊かな描写設計といえる。Miltarには焦点距離の異なる幾つかの姉妹モデルが存在しており、今回のF2/75mmに加えF2/25.5mm, F2/50mm, F2/100mm,  F2.8/128mm, F3.5/152mmなど全部で6種類を確認している。基本的にはどれもEYEMOマウントだが、LEICA-Rマウントの個体が存在するようである。今回手にした製品個体は元々EYEMOマウントであったものをPENTAXのヘリコイド・エクステンションチューブに組み込んでM42マウントに変換した改造品である。
絞り F2-F22, 絞り羽 15枚, フィルター径 55mm弱(特殊径), 重量(改造後の実測) 350g, コーティングは単層マゼンダ系。イメージサークルはフルサイズセンサー(35mm版銀塩フォーマット)をカバーしている

入手の経緯
ある日、オーナーであるM氏から「面白いレンズがあるぞ」と言われお借りしたのが今回取り上げるMiltarだ。M氏はレンズを私に貸す直前に何か意味深な事を語っていた。彼のメールの内容を一部引用しよう。

M氏 「このレンズを用いた時の感覚はAngenieux 1.8/90を試写した時のそれに似ている。レンズの事は特別意識せず何かに取り憑かれたように被写体へと集中できる。吐き出す画には何かあるような印象だ。」

う~ん怖い。恐らく彼の本心はレンズを私に預け、そこに宿る米兵の残留思念について調べてくれと言いたいのだ。間もなくレンズは元払いで私のもとに届いた。私はただのオールドレンズグルメであって霊媒師でもなければ霊感もない。レンズの出所については極秘ルートを経由しており、絶対に秘密にしてくれとM氏から口止めされている。鏡胴に彫り込まれたコードは米軍の部隊内で横流しを防止するためなのだとか。「ケーッ、ケッケッケ。

撮影テスト
心霊写真を撮るつもりなど一切ないので、実写テストは短期間でさっさと終わらせた。このレンズの特徴はコマフレアとグルグルボケである。ゴーストは出ない(笑)。
開放絞りでは被写体に極薄い綺麗なコマフレアが発生しフワッと柔らかい像になる。近接撮影ではこれが更に顕著化し、ハイライト部が薄い絹のベールをまとう。この性質をうまく利用すれば、花見や結婚式などで美しい写真効果が得られるだろう。解像力は開放絞りでやや落ちるが、細部に目を向けない限り近接撮影においても気になる程像は甘くない。1段絞ればコマフレアが消えコントラストとシャープネスがともに向上、ビシッとシャープな写りに変わる。この時代の大口径ガウス型レンズは開放から絞る時のシャープネスの向上が驚くほど急激である。他の種類のレンズではこうはならない。こうしたガウス型レンズの豹変性については「一度で二度おいしい」という表現がピッタリと当てはまる。コントラストが低いため発色はややあっさりとしているが、カラーバランスは悪くない。また、階調描写は柔らかく、深く絞り込んでも硬くなる事は無い。距離によっては被写体の背後にグルグルボケが発生し、ボケ味に妖しさを添えてくれる。M氏の感じていた残留思念とはこのことなのであろうが、これも1段絞れば大人しくなる(すっこんでいなさい)。以下作例。


F4 Fujifilm X-Pro1 digital, AWB: 階調描写はたいへん軟らかい。実際よりも少し白っぽくクリーミーに見えるのは薄いコマフレアが発生しているためだ

F2 EOS 5D2 digital AWB: 開放絞りで近接撮影をおこなうとハイライト部からコマフレアが盛大に出る(M氏ご提供)

F2.8 銀塩撮影 Pentax MX/Kodak Pro XL100: 1段絞っただけだがピント部はここまでシャープに写る。いぃ(吐息ブハー)

F2  EOS 5D2 digital, AWB: 古いダブルガウス型レンズならではの妖しいボケ。背後で何かがザワザワと走り回っているぞ(M氏ご提供)

F4 銀塩撮影 Pentax MX/Kodak Pro XL100: しっかりと写る良いレンズではないか。どこに残留思念なんかあるのだ・・・

世の中には星の数ほどレンズのブランドが存在する。Miltarのような表に出ないブランドまで含めオールドレンズグルメ達の興味は尽きることがない。しかし、これらを一つ一つ集めていったのでは、財布の中身が先に尽きてしまう。リッチなセレブならばともかく、レンズをコレクションするという営みはレンズグルメ達にとって、本来はあるまじき姿なのだ。所有欲から解放され、かわりに経済的な自由を得る。オールドレンズグルメ達がハッピーになるためには、レンズを長期間所有しない姿勢(買ってもすぐに売る事)に徹することが重要なようである。あ~、セレブになりたい。
お知らせ
焦点距離についてのアンケート調査を右側のサイドメニューに1件追加しました。
楽しんでください。

2012/04/02

Nikon New Micro Nikkor 55mm F3.5(Nikon F mount)


四隅までカリッと写る驚異の5枚玉:PART5(最終回)
小穴教授のDNAを受け継いだ
日本製Xenotar型レンズ

1954年春、Schneider(シュナイダー)社の新型レンズXenotar(クセノタール)は東京大学の小穴教授によって日本の光学機器メーカーのエンジニア達に紹介され、アサヒカメラ1954年7月号にはレンズを絶賛する同氏の記事が掲載された。これ以降、Xenotarは光学機器メーカーによって徹底研究され、メーカー各社から同型製品が数多くリリースされている。アサヒカメラの記事の中で小穴教授はXenotarの設計で口径比をF3.5にとどめるならば、新種ガラスを使うまでもなく、Xenotar F2.8を凌駕する更に優秀なレンズができることを世のレンズ設計者達に唱えている。小穴教授は日本光学工業株式会社(現Nikon)設計部エンジニアの東秀雄氏と脇本善司氏にF3.5の口径比を持つXenotar型レンズの開発を依頼していた。東氏は小穴教授と東大時代の同窓であり、脇本氏は小穴教授の研究室を出ているという親しい間柄である。
1954年3月初旬、依頼を受け開発に取り掛かっていた東・脇本両氏はF3.5で設計したXenotar型レンズの優れた描写力、特に開放からのずば抜けた性能にひどく熱中していた。その数か月後にはアサヒカメラに記事が掲載されるが、その頃にはレンズの試作品が完成、1956年10月には製品化に至っている。Nikonのマクロ撮影用レンズの原点Micro-Nikkor 5cm F3.5である。このレンズは同社のレンジファインダー機Nikon S用に開発されたものであるが、発売から5年後の1961年に脇本氏によって一眼レフカメラに適合させるための修正設計が施され、焦点距離を5mm伸ばしたMicro-Nikkor 55mm F3.5(Nikon Fマウント)として再リリースされている。
左はXenotarで右はMicro-Nikkor 3.5/55の光学系。個々のレンズエレメントの厚みに差はあるが基本設計は大変良く似ている
Xenotar/Biometar型レンズのシリーズ第5回(最終回)は小穴教授のDNAを受け継ぎ、Nikonの脇本善司氏が再設計した日本版XenotarのMicro-Nikkor 55mm F3.5である。1961年に登場した初期の製品は等倍の最大撮影倍率を実現した手動絞り機構のレンズであるが、その2年後には最大撮影倍率を1/2倍に抑えた自動絞りのMicro-Nikkor Auto 55mm F3.5も発売されている。このレンズは1961年の登場後、19年に渡る生産期間で12回ものマイナーチェンジが繰り返され、13種が存在、後半に造られたAiタイプだけでも5種類の存在が確認されている。細かい仕様変更を除けば以下の6モデルに大別される。

1961 Micro-Nikkor 等倍撮影可能 手動絞り
1963 Micro Nikkor Auto 最大撮影倍率が0.5に変更、自動絞り導入
1970 Micro Nikkor Auto-P 金属ヘリコイドリング(後にゴム巻きへ)
1973 Micro Nikkor Auto-PC マルチコーティングの導入
1975 New Micro Nikkor ヘリコイドはゴム巻きのデザインへ
1977 Ai Micro Nikkor Aiに対応

ただし、光学系は脇本氏による再設計以降、一貫して同じものが使われ続けた。1980年にガウスタイプのAiS Micro-Nikkor 55mm F2.8が発売され生産中止となっている。
今回入手したモデルはMicro-Nikkorシリーズの5代目として1975年に登場したNew Micro Nikkor 55mm F3.5である。ガラス面にはマルチコーティングが施され、コントラスト性能をさらに向上させた製品である。描写設計はマクロ撮影に特化されており、近接撮影時に最高の画質が得られるようチューニングされている。Xenotar型レンズには収差変動が比較的小さいという優れた光学特性があるため、このような位置づけの商品が誕生するのはごく自然なことなのであろう。後に富岡光学も同型のマクロ撮影用レンズを開発している。
NEW MICRO-NIKKOR 55mm F3.5: フィルター径 52mm, 最短撮影距離24.1cm, 最大撮影倍率0.5倍, 絞り値 F3.5-F32, 構成 4群5枚クセノタール型, 重量(実測)242g, 基準倍率 0.1倍(被写体からフィルムまでの距離が66.55cm),Nikon Fマウント, ガラス面にはマルチコーティングが施されている

★入手の経緯
このレンズは今でも流通量が多く、中古店やヤフオクでは在庫が絶えることはない。今回の品は2011年12月にヤフオクを通じて前橋のハローカメラから落札購入した。商品には12000円の即決価格が設定されており、私を含めて8人が入札、4904円+送料別途で私が競り落とした。商品の状態は「ピントは正常、レンズ内には少なめのゴミあり。外観は少なめの使用感あり。」とのことでUVフィルターとキャップが付属していた。このショップは清掃を施していない全ての中古レンズに対して、「ゴミあり」と記すのが慣例のようである。ホコリの無い中古品なんて皆無なので、程度の幅を考慮した上での記述のようだ。届いた品は極僅かにホコリの混入があるのみの上等品であった。同品の中古相場は非Ai版で5000-7000円、Ai版とAi改造版では8000-10000円程度とロシアのVega-12Bよりも安い。世界で最も安いXenotar型レンズなのではないだろうか。

 

★撮影テスト
高解像で硬諧調な描写設計はXenotarを模範とする本レンズにも受け継がれており、ピント部はF3.5の開放絞りから高いシャープネスを実現している。手元の資料によると解像力は0.1倍の基準倍率(撮影距離66.5cm)における近接撮影時でさえ100線/mm以上と非常に好成績だ。F3.5の口径比は一般撮影の用途にはやや物足りないが、マクロ域での撮影には充分な表現力を提供してくれる。ガラス面にはマルチコーティングが施されており、高コントラストで発色は鮮やか。写りは現代的である。ただし、弊害もあり、晴天時に屋外で使用する際には階調変化が硬くなりすぎてしまい、シャドー部に向かって階調がストンと落ちる傾向があるので、黒潰れを回避するためには絞りすぎに注意し、コントラストの暴走にブレーキをかけなければならない。このレンズを使いこなすにはカメラマンの腕が問われるところだ。
レンズの設計はマクロ撮影に特化されており、球面収差は無限遠方の撮影時に過剰補正となっている。レンズの事に詳しいマイヨジョンヌさんを介してNikonの技術者の方にうかがった情報によると、このレンズは撮影倍率が1/30となる辺りを境にして、遠方側の撮影時では過剰補正により後ボケが硬くなり、逆にそれよりも近接の撮影では補正アンダー(補正不足)により、なだらかで柔らかいボケが得られるとのことだ。また近接撮影では像面湾曲もアンダーとなり、グルグルボケなどに無縁な穏やかな後ボケになるとのことで、近接でのブツ撮りに適したレンズといえそうだ。
F3.5 銀塩撮影(Fujicolor Superior200): 開放からスッキリとしてシャープ。コントラストは高い
F5.6 銀塩写真(Kodak SG100): こちらも近接撮影。四隅まで均一性は高い
F3.5 銀塩撮影(Fujicolor Superior200): 近接での作例。収差変動により後ボケは大変柔らかくなる。思い切って開放で撮ってみたが、ピント部は依然として四隅までシャープ。優れたレンズだ
F5.6 銀塩撮影(Kodak SG100): マルチコーティングのおかげで発色はかなり鮮やか。現代的な描写だ

F5.6  銀塩撮影(Fujicolor Superior200): ・・・これは笑える

F3.5 銀塩写真(Fujicolor Superior200) 階調はこのとうりに、かなり硬めだ
上段F3.5(開放)/下段F8: 銀塩撮影(Fujicolor Superior200): 手元の資料によると、このレンズはフィルム面から被写体までの距離が66.5cmのところ(基準倍率点)で最高の画質が得られるよう設計されている。この作例はちょうどその辺りの距離で被写体を映したものだ。ピント部は開放から高解像で、ボケも硬くなりすぎずに穏やかだ。ただし、被写体までの距離がこれ以上離れると、いわゆる球面収差の過剰補正域となり、ボケが硬くなってしまう。このあたりが良くも悪くもマクロレンズの宿命なのであろう

F5.6 銀塩撮影(Fujicolor Superior 200): 背後からパシャリとしてみたが、実はこちらを見ている・・・怖いよ~
F11 銀塩撮影(Kodak SG100): 黒つぶれ!このレンズを晴天時に屋外で使用する際は絞り過ぎに注意した方がよい。この作例のように階調がシャドー部に向かってストンと落ち、容易に黒つぶれを起こすからだ。とは申してみても、近接撮影時にはどうしても絞りたい。どう注意すればよいのだろう・・・。そうか、こういう時にこそ、シングルコーティングのオールドレンズを使いコントラストを圧縮すればよいのだ。マルチコーティングが一概によいとは言えない反例を提供している
シャープネスやコントラストなど典型的な描写力だけで比べるならば、Micro-Nikkorは銘玉Xenotarに勝るとも劣らない素晴らしいレンズである。しかし、中古市場における両者の相場には10倍以上の開きがある。この相場の差はレンズの実力ではなくブランド力の差なのだ。いつの時代も、その分野を開拓したパイオニア製品には最高の支持がつく。そのことは銘玉Sonnarと、そのロシア製コピーレンズであるJupiterの関係を見ても明らかである。Micro-Nikkor F3.5はニコンの高い技術力によって生み出された優秀なレンズであるが、やはりXenotarの模倣品である事に変わりはない。仮に実力でXenotarを凌駕していたとしても、高いブランド力を得ることはないだろう。

謝辞
Biometar/Xenotar型レンズのみをひたすら取り上げる5枚玉特集は今回のPART5で最終回となります。ようやくこの企画に一区切りをつけることができました。多くの方からアドバイスをいただき、回を重ねるたびに、この種のレンズに共通する描写の特徴が少しずつわかってきました。個人のBlogなので時々は誤った事も平気で書くことがありますが、私はレンズの専門家ではなく単なるオールドレンズユーザーなので、これからも思いきりの良さだけは大事にしていきたいと思っています。どうか暖かく見守ってください。また、発展途上の私に、どうか正しいレンズの知識をご教示ください。本特集でやりのこした事がひとつだけあります。ローライフレックスの時代から続くPlanar 80mm F2.8とXenotar 80mm F2.8の両横綱の一騎打ちです。Planarは既に入手しています。しかし、このレンズは厳密にはXenotarタイプではありませんので、これは別の機会とすることにしましょう。有意義な機会を与えてくださった諸氏に心から感謝いたします。

2012/04/01

Neo-Topogon regenerated from rear parts of 2 Xenotar




5枚玉特集・番外篇:XenotarをTopogonに戻す
マッドサイエンティストとでも何とでも言え!

Xenotarは前群にガウス、後群にトポゴンの構成を持つ混血レンズである。前・後群は絞り羽を挟んで鏡胴の前方と後方の両側から同一のスクリューネジで据え付けられている。これらが同一規格のネジで据えつけられている事を見落としてはならない。2本のXenotarから取り出した2つの後群を1本の鏡胴の前後双方向から付けると、何とTopogonが再生されるのである。はたして撮影に使用できるのであろうか。「こんなのは自然の摂理に反する」。「おのれ、SPIRALめ。気でも狂ったか!」などXenotarファンからヤジが飛んできそうだ。ひとまずヤジはかわし、この先祖帰りを果たした新種のTopogonを"Neo-Topogon"と称する事にする。マッドサイエンティストとでも何とでも言え!フハハハハ・・・。

手順1:Xenotar-1 の前群を外す

手順2:Xenotar-2 の後群を外す(左)。これをXenotar-1の前群として装着する(右)。
こうしてNeo-Topogonが完成
Neo-Topogonは本家Topogon同様にバックフォーカスが短いので、ヘリコイドユニットを介して一眼レフカメラに装着した場合にはマクロ域での使用のみに制限されてしまう。実際に丈の短いOASYS 7840ヘリコイドユニットを用いてPentax MXにマウントしてみたが、フォーカスを拾うことのできる最長撮影距離は約50cm程度と短いことがわかった。もう少し遠くのピントが拾いたいならば、M42-L39ステップアップリングを用いてライカスクリューマウントに変換し、ミラーレス機に装着するのがよいであろう。以下に一眼レフカメラによる近接撮影の結果を示す。

F8  銀塩撮影(Kodak SG400): アレレ。普通に写った!

F8 銀塩撮影(Kodak SG400): 絞れば中央はかなりシャープなようだ
 
F5.6  銀塩撮影(Kodak SG400):この絞り値では周辺がかなりソフトだ

銀塩撮影(Kodak SG400): 開放ではフレアがビシバシ発生し、かすんでしまう。このレンズはF8以上に絞って使うのが前提のようだ





絞れば、しっかりと写るではないか。アハハ。