tag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post8571284676526714670..comments2024-03-21T20:01:22.271+09:00Comments on M42 MOUNT SPIRAL: Voigtländer Heliar 7.5cm F3.5spiralhttp://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comBlogger22125tag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-30349786786578525042021-09-29T19:20:11.662+09:002021-09-29T19:20:11.662+09:00SLRが要求するピント精度により淘汰されてしまったとすると残念なことではありますが、まだそれが許され...SLRが要求するピント精度により淘汰されてしまったとすると残念なことではありますが、まだそれが許された時代の写りを堪能するというのは、とても贅沢なことですね。<br />アポランターは一度手にしてみたいレンズです。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-61333298781293647582021-09-27T22:54:03.617+09:002021-09-27T22:54:03.617+09:00いろいろと貴重なコメントを有り難うございます。
> 自分のここの見解はちょっと違っていて、過...いろいろと貴重なコメントを有り難うございます。<br /><br />> 自分のここの見解はちょっと違っていて、過剰補正側ではレンズの中心側を通る光線での球面収差がゼロなのでピントには芯があり、解像力のある線の細い描写になると思っています。<br /><br />なるほど。これは確かにそうですね。<br />一般に球面収差の補正はアンダーからオーバーへ変化するので,途中に収差がゼロになる場所が必ずできる。この部分は確かに平均的な解像力の向上とピントの芯に貢献すると思います。昔のRF用の大口径レンズの球面収差を過剰補正にした理由は,平均解像度を稼ぐ為だったのかもしれないですね(旧ゾナー50/1.5や旧ズミルックス35/1.4等)。でもそれらは絞りによる合焦位置の移動が大き過ぎて,SLRの時代に淘汰されてしまった。<br /><br />でも昔も球面収差をアンダーに留めたレンズがあったはずで,私はそんなレンズにも魅力を感じます。(アポランターやスーパーアンギュロンでしょうか。)Mumumunoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-81844680869709230822021-09-26T13:22:29.760+09:002021-09-26T13:22:29.760+09:00>球面収差の補正がオーバーでもアンダーでも,焦点位置がズレることによるフレア(ズレたボケ像の重...>球面収差の補正がオーバーでもアンダーでも,焦点位置がズレることによるフレア(ズレたボケ像の重なり)は出ると思います。<br /><br />ですね。同感です。<br /><br />>問題はそのボケ像が輪郭強調か中心強調か<br />と思います。<br /><br />なるほど。<br /><br />>一般的なレンズでは前者は弱い過剰補正に出やすく,後者は弱いアンダー補正に出やすいのではないか(?)と予想しています。<br /><br />背後のボケの話ですよね。一方で前ボケは<br />逆の関係になりますよね。<br /><br />>前者(輪郭強調)の場合,少ないフレアなら<br />一見シャープに(線が太く)見えるが,後者<br />(中心強調)だとなだらかにフレアが出るので解像度が高く(線が細く)見えると思います。<br /><br />なるほど、刺激のある面白い見解です。とてもお詳しいので、<br />ためになります。ありがとうございます。<br />自分のここの見解はちょっと違っていて、<br />過剰補正側ではレンズの中心側を通る光線での<br />球面収差がゼロなのでピントには芯があり、<br />解像力のある線の細い描写になると<br />思っています。つまり、<br />線が太い描写とは逆の立場。<br />ただ、おっしゃる通りに<br />レンズの外周を通る光線は焦点から<br />外れてしまいますので開放ではフレアの<br />供給源になると思います。<br />レンズ設計をしているわけではないので私のは<br />机上の空論ですが。<br /><br />ローデンのロテラーはエキザクタ用を持ってますがまだ<br />使ったことがないです。そういえば、もう彼岸花の季節ですよね。<br />天気怪しいですが、楽しんできてください!spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-43114249851682957042021-09-25T22:33:04.119+09:002021-09-25T22:33:04.119+09:00早速にありがとうございます。
> オーバーコレクションではフレアがたっぷり出て、ふんわりソフ...早速にありがとうございます。<br /><br />> オーバーコレクションではフレアがたっぷり出て、ふんわりソフトな写りとなり、アンダーではフレア少なめでコントラストにはいいとのことです。<br /><br />球面収差の補正がオーバーでもアンダーでも,焦点位置がズレることによるフレア(ズレたボケ像の重なり)は出ると思います。問題はそのボケ像が輪郭強調か中心強調かだと思います。一般的なレンズでは前者は弱い過剰補正に出やすく,後者は弱いアンダー補正に出やすいのではないか(?)と予想しています。前者(輪郭強調)の場合,少ないフレアなら一見シャープに(線が太く)見えるが,後者(中心強調)だとなだらかにフレアが出るので解像度が高く(線が細く)見えると思います。その意味で,若干アンダーの方が良さそうです。ただ,非点収差やコマ収差による影響もあるので総合的に考える必要もありそうです。<br /><br />> 今週末はローライSLアンギュロンと、ローライディスタゴン持って娘とドライブしてきます。<br /><br />これはいいですね。ローライのアンギュロンとワイドのディスタゴンは憧れのレンズです。<br />どうぞ楽しい週末をお過ごし下さい。<br /><br />私も日曜はテヒニカ+ロテラーで田園風景(彼岸花と稲穂)を撮りにいこうかと考えています。Mumumunoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-27503008735890999842021-09-25T08:50:54.179+09:002021-09-25T08:50:54.179+09:00ありがとうございます。
フルコレクションよりも若干アンダーにする方がコントラストには有利だとするア...ありがとうございます。<br /><br />フルコレクションよりも若干アンダーにする方がコントラストには有利だとするアサヒカメラの記載は感覚的にもわかりにくいですが、実情を考えると確かみたいで、たとえば宮崎光学のバリオプラズマには球面収差をコントロールする機能がありますが、フレア量についての記載が取説にあり、オーバーコレクションではフレアがたっぷり出て、ふんわりソフトな写りとなり、アンダーではフレア少なめでコントラストにはいいとのことです。<br /><br />そう言われてみると、若干アンダーでコントラストのいいレンズ、いろいろ思い当たります。<br /><br />ユニバーサルヘリアーの件、承知しました。リプライありがとうございます。<br /><br />今週末はローライSLアンギュロンと、ローライディスタゴン持って娘とドライブしてきます。良い週末をお過ごし下さい。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-67561365243470442372021-09-24T20:47:37.697+09:002021-09-24T20:47:37.697+09:00早速のコメントをありがとうございます。
> ただ、フルコレクションで最高になるのは絞りの中間...早速のコメントをありがとうございます。<br /><br />> ただ、フルコレクションで最高になるのは絞りの中間部(輪帯部)での球面収差の膨らみが全くない理想値なレンズの場合(ありえへんレベルの超高性能レンズ)なので、実際にはやや過剰補正にして、この膨らみを減らす方が、解像力は高くなるみたいで、多くのレンズが過剰補正なのはこのためだと認識しています。<br /><br />これは全く同意見です。球面収差はやや過剰補正の方がシャープになると思います。F値を無理に明るくした後期型のテッサー(Y/C,45/2.8)はかなり大きな過剰補正だったと思います。この場合,画像は一見シャープに見えるけど,絞りを変えると合焦面の位置がズレる。開放で合焦させて絞り込んで撮影すると酷いピンボケ(後ピン)になるという話を聞いたことがあります。過剰補正は後ろボケも荒れるので,あまり好みではないですね。<br /><br />> 背後にですよね。賛成です。バブルボケレンズやタンパールの球面収差がこの典型ですよね。<br /><br />そうですね。でも,バブルボケは対象によっては面白い描写なので好む人も多いと思います。<br /><br />> ん?!。ユニバーサルヘリアーはトロニエでしたでしょうか?<br /><br />あ,済みません。ユニバーサルヘリアーは別の人だったかもしれません。カラーヘリアーがトロニエ博士だったので,勘違いして書いてしまいました。<br />お詫びして訂正いたします。Mumumunoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-16891369017526848072021-09-24T08:43:24.799+09:002021-09-24T08:43:24.799+09:00貴重なご意見、情報、ありがとうございます。
>開放で解像度が一番高くなるのは,
>球面...貴重なご意見、情報、ありがとうございます。<br /><br />>開放で解像度が一番高くなるのは,<br />>球面収差の場合フルコレクションだと思います。<br /><br />はい。同感です。<br />ただ、フルコレクションで最高になるのは絞りの中間部(輪帯部)での球面収差の膨らみが全くない理想値なレンズの場合(ありえへんレベルの超高性能レンズ)なので、実際にはやや過剰補正にして、この膨らみを減らす方が、解像力は高くなるみたいで、多くのレンズが過剰補正なのはこのためだと認識しています。<br />。<br /><br />>大きなアンダーコレクションだとフレア(ハロ)が出て画質が甘くなる。<br /><br />同感です。大方のソフトフォーカスレンズがこの設定ですよね。<br /><br />>ただ中望遠のポートレートレンズの場合,<br />>球面収差をあえてアンダーに設計するという<br />>考えがかなり以前からあったようです。<br /><br />度が過ぎなければオーケーなうえ、バックのボケが綺麗<br />なので、この方がポートレート撮影にはいいのでしょうね。<br />同感です。<br />レンズ設計の本には、若干アンダーの方がコントラストには<br />有利だという記載が見つかります。アサヒカメラのニューフェース<br />診断室の記事です。オリンパスの標準レンズや<br />ゾナーなんかは、そんな設計の典型だそうです。<br /><br />>合焦面の背景側の後ろボケがなだらかに<br />>フェイドアウトする。逆にオーバーコレクション<br />>合焦面の背景側の後ろボケがなだらかにフェイド<br />>アウトする。逆にオーバーコレクションだとリング<br />>ボケ(輪郭強調)や2線ボケが出る。<br /><br />はい!賛成です。頭の中で感覚的に考えても、<br />そうなっています。<br /><br />>逆にオーバーコレクションだとリングボケ(輪郭強調)や2線ボケが出る。<br /><br />背後にですよね。賛成です。バブルボケレンズや<br />タンパールの球面収差がこの典型ですよね。<br />タンバールは確かに、後ろボケが硬く出ますシバブルも出ます。<br /><br />ん?!。ユニバーサルヘリアーは<br />トロニエでしたでしょうか?spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-60723225635565237222021-09-23T18:03:09.344+09:002021-09-23T18:03:09.344+09:00ヘリアーは確かに奥が深いですね。製造された期間も個数も膨大です。
開放で解像度が一番高くなるのは,...ヘリアーは確かに奥が深いですね。製造された期間も個数も膨大です。<br /><br />開放で解像度が一番高くなるのは,球面収差の場合フルコレクションだと思います。大きなアンダーコレクションだとフレア(ハロ)が出て画質が甘くなる。ただ中望遠のポートレートレンズの場合,球面収差をあえてアンダーに設計するという考えがかなり以前からあったようです。<br /><br />この考えは,カメラ部TVのダイさん(元企業レンズ設計者)のYouTube動画で知りました。球面収差がアンダーだと,合焦面の背景側の後ろボケがなだらかにフェイドアウトする。逆にオーバーコレクションだとリングボケ(輪郭強調)や2線ボケが出る。前ボケはアンダーコレクションでリングボケになるが,前ボケは後ろボケより大きくボケるので気にならないのだという説明です。レンズの「ボケ味」が球面収差だけで説明できるとは思いませんが,大事な要素の一つと思います。<br /><br />後のユニバーサルヘリアーやアポランター,テロマーはこの点を考慮して設計されていたような(?)気がします。(どれもトロニエ博士の設計です。)Mumumunoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-78732691273310626922021-09-22T23:20:23.371+09:002021-09-22T23:20:23.371+09:00めめ妖怪さんを撮った写真の色艶のあるお顔を見て、自分のなかのへリアー感がちょっと覆ってしまいました。...めめ妖怪さんを撮った写真の色艶のあるお顔を見て、自分のなかのへリアー感がちょっと覆ってしまいました。<br /><br />昔のへリアーF4.5は球面収差がアンダーコレクションなのですね。たしか、これだと開放でフレアが抑えられコントラストはかえって良好になるのでしたよね。<br /><br />へリアーは奥が深いレンズです・・・。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-7907720738191830562021-09-22T21:38:52.357+09:002021-09-22T21:38:52.357+09:00素晴らしい描写ですね。大変興味深く拝見いたしました。
特に「めめ猫妖怪」さんの1-2枚目の妖艶な描...素晴らしい描写ですね。大変興味深く拝見いたしました。<br /><br />特に「めめ猫妖怪」さんの1-2枚目の妖艶な描写に驚きました。解像はシャープですが,開放の為かハイライト部の肌がツヤをもって輝くような独特の立体感を感じます。私もヘリアー105/4.5を持っていますが,昔のハーティングが設計したタイプ(1923年頃製)だと思います。開放ではここまでシャープに映らないと思います。<br /><br />ヘリアーは開放時に,背景の像(後ろボケ)が芯を残しながら周囲から「蕩ける」ようにフェイドアウトする描写に私は魅力を感じています。この理由の一つは,球面収差がアンダーコレクションになっている為ではないかと思います。無一居さんのサイトの球面収差図を見ると,ヘリアー(エクター)100/4.5は割と大きいアンダーコレクションを示しています。一方,新しいF3.5は開放側でフルコレクションに近い。時代と共にヘリアーの収差と描写がどう変化してきたかにも興味を感じます。Mumumunoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-45538244141230425052015-04-16T11:49:20.644+09:002015-04-16T11:49:20.644+09:00なだらかで心地の良い階調描写ですね。
とても好きな写りです。なだらかで心地の良い階調描写ですね。<br />とても好きな写りです。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-84805988498928310552015-04-16T11:47:37.731+09:002015-04-16T11:47:37.731+09:00
comaは彗星の意味の英語だと思いますが、
早田さんはとても知識の豊富な方ですから
何かお考えがあ...<br />comaは彗星の意味の英語だと思いますが、<br />早田さんはとても知識の豊富な方ですから<br />何かお考えがあるのかもしれません。<br /><br />Anticomar F2.8の構成はHektorなのですね。面白いです。<br />貴重な情報ありがとうございました。ますますほしくなりました。<br />spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-18262292110210492612015-04-15T21:30:20.527+09:002015-04-15T21:30:20.527+09:00本来はきちんと高いコントラストと豊かな階調がある立派なレンズです。
何年か前たまたま見かけたこの1枚...本来はきちんと高いコントラストと豊かな階調がある立派なレンズです。<br />何年か前たまたま見かけたこの1枚で惚れ込んだというところです。<br />https://www.flickr.com/photos/chrispics57/8476282908/<br />eraplatonicohttps://www.flickr.com/photos/83823034@N06/noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-79255565904539808932015-04-15T21:19:24.993+09:002015-04-15T21:19:24.993+09:00こんなに早く丁寧なご返信ありがとうございます。
うかつに聞いたコーティングについてもリンクのようなお...こんなに早く丁寧なご返信ありがとうございます。<br />うかつに聞いたコーティングについてもリンクのようなお答えをいただけたり<br />テッサーやコマについても解釈を伺えたり嬉しいです。<br />なお、コマは日本語と仰ったのはあの早田さんです(笑)<br />http://www.photobazar.jp/column/140414_column.html<br /><br />余談ですが私は持っていないので<br />ksmtさんのところの記述からだけですが<br />http://www.ksmt.com/eos10d/classic2.htm<br />http://www.ksmt.com/eos10d/eos_nikki_body36.htm#091003<br />Roll-OPのアンチコマーについてはテッサータイプでは無く<br />ヘクトールタイプっぽいそうです。<br /><br />私はデジカメでは撮らないので<br />フィルムだと絵みたいなアンチコマーが<br />デジタルだとどう写るのか見てみたいです。<br /><br />人様のリンクばかりで恐縮でした。<br />では。<br />eraplatonicohttps://www.flickr.com/photos/83823034@N06/noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-71189327873268017792015-04-15T13:02:57.345+09:002015-04-15T13:02:57.345+09:00ローコントラストがいい雰囲気をかもし出していますが、補正の件、承知しました。
写真はどれも素晴らしい...ローコントラストがいい雰囲気をかもし出していますが、補正の件、承知しました。<br />写真はどれも素晴らしいですね。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-50288130063300875292015-04-15T12:54:47.754+09:002015-04-15T12:54:47.754+09:00eraplatonicoさま
書き込みありがとうございました。
コダックメダリストIIを拝見しまし...eraplatonicoさま<br /><br />書き込みありがとうございました。<br />コダックメダリストIIを拝見しました。美しいカメラですね。<br />ついつい見入ってしまい、昼休みが短くなってしまいました(笑)。<br /><br />> コダックのコーティングにLumenized(ルメナイズド)というの<br />> がありますがこちら詳細わからず、お伺いする次第です。<br />> 戦中戦後、丸にLが明記されたものがそうですがどういった<br />> ものかご存じありませんか?<br /><br />ご期待にこたえられず、すみません。<br />コダックのコーティングは全く無知です。<br /><br />Tコーティングは1930年代にZeissに籍を置くウクライナ人物理学者が開発し、戦中からZeissのレンズに導入されましたが、米国でも1920年代にはコーティングの独自研究が進んでおり、1920年代後半には世界初のコーティングつき市販レンズが米国Goerzもしくは、その親会社B&J社から出ていたと記録があります。米国でコーティングを開発したのは物理の学位を持った女性(おそらく南カリフォルニア大出身)だったそうです。<br /><br />参考サイト:Jo Lommen's site<br />http://lommen9.home.xs4all.nl/index.html<br />Burke & James History:<br />http://lommen9.home.xs4all.nl/Burke/page2.html<br /><br /><br /><br />> 図々しい書き込みついでに<br />> マキナのアンチコマーについても書き込んでしまいます。<br />> 6x9版の100mmf2.9というのは35mm換算でも大口径ではないかと<br />> 素人考えですがテッサーというのは構造上大口径化は難しいのでは<br />> なかったのでは?<br /><br />想像になりますが、<br />F値固定でも長焦点化(大口径化)しますと球面収差もそれに比例して<br />大きくなってしまうのでしょうから、6x9の大きなフィルムの墨まで<br />フィルムの性能を引き出しきれるかどうかが問題になるのでしょうが、<br /><br />テッサーの場合、もともと解像力が非常に高いレンズというわけではあり<br />ませんから、性能のマージンが小さく、大口径化には対応できないので<br />はないかと思います。<br /><br />アンチコマーもヘリアー同様に味のある描写で人気のあるレンズのよう<br />ですよね。自分も100mm F2.9が気になっています。<br /><br /><br />>名前の由来もコマ収差のないという意味なのかコマは日本語だからそれは<br />>間違いかとかいろいろ不思議に思ってますが、<br /><br />「コマ収差が無いから」という解説が<br />「カメラ名の語源散歩」(新見嘉兵衛著・写真工業出版社)<br />という本を手に出ています。<br /><br />>性能はともかくこの赤のところは赤しか写らず青のところは青しか写らない<br />>描写がとても気に入っております。<br /><br />1枚目はきれいな赤みが乗っていて、とてもいい雰囲気につながっていますね。<br />2枚目の背景の青みはまさにフィルムならではの発色といいますか、<br />デジカメでは色再現の難しい色ですよね。<br /><br />写真ありがとうございました。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-26906243488007165872015-04-15T12:11:33.254+09:002015-04-15T12:11:33.254+09:00追記すみません。
今見返したら拙作例は基本的にLightRoomでアンダー気味、ローコントラストに振...追記すみません。<br />今見返したら拙作例は基本的にLightRoomでアンダー気味、ローコントラストに振っているので参考にならないかもしれなかったです。特にメダリストの最初の方は意識してそうしてました。なので公開に不備ありましたらスルーしてください。すみません。eraplatonicohttps://www.flickr.com/photos/83823034@N06/sets/72157633357574501/noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-820718722451583582015-04-15T11:52:44.462+09:002015-04-15T11:52:44.462+09:00初めまして、ずっと楽しみに拝見しております。
こちらは伺う度にそのレンズ欲しくなりますね。
ROM専...初めまして、ずっと楽しみに拝見しております。<br />こちらは伺う度にそのレンズ欲しくなりますね。<br />ROM専でいましたが書き込ませていただきました。<br /><br />ヘリアー型で私が唯一持っていてとても気に入っているのが<br />コダックメダリストのEKTAR 100mm/f3.5です。<br />620フィルムを使う上にごつく重いということであまり人気ありませんが、<br />鍔を一寸削れば巻き直しをせずとも使えますのでしばしば持ち出しております。<br />こちらは軍用にも使われたとか使われなかったとか諸説ありますが、<br />6x9版では珍しいプリズムのみの高性能距離計とセルフコッキングもあって<br />かつてアメリカンライカと謳われたこともある素晴らしいカメラだと思ってます。<br />Flickrで作例リンクさせていただきました。<br /><br />ところでコダックのコーティングにLumenized(ルメナイズド)というのがありますが<br />こちら詳細わからず、お伺いする次第です。<br />戦中戦後、丸にLが明記されたものがそうですがどういったものかご存じありませんか?<br />Tコーティングなど他とは何かちがうところがあるのか名前だけなのか。<br /><br /><br />図々しい書き込みついでに<br />マキナのアンチコマーについても書き込んでしまいます。<br />6x9版の100mmf2.9というのは35mm換算でも大口径ではないかと素人考えですが<br />テッサーというのは構造上大口径化は難しいのではなかったのでは?<br />名前の由来もコマ収差のないという意味なのかコマは日本語だからそれは間違いかとか<br />いろいろ不思議に思ってますが、<br />性能はともかくこの赤のところは赤しか写らず青のところは青しか写らない<br />描写がとても気に入っております。<br />https://www.flickr.com/photos/83823034@N06/13096761684/in/set-72157636971960355<br />https://www.flickr.com/photos/83823034@N06/13382813325/in/set-72157636971960355eraplatonicohttps://www.flickr.com/photos/83823034@N06/sets/72157633357574501/noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-12738661450957402592015-03-27T10:45:27.762+09:002015-03-27T10:45:27.762+09:00自分ではスキャンしていません。現像時に業務機(ノーリツ3501)でのスキャンを一括でお願いしCDに書...自分ではスキャンしていません。現像時に業務機(ノーリツ3501)でのスキャンを一括でお願いしCDに書き込んでもらっています。家庭用スキャナとは比べ物にならないほど、きれいにスキャンできますよね。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-52084504266554550292015-03-27T08:35:23.677+09:002015-03-27T08:35:23.677+09:00ブログ拝見しました。すごい情報量ですね、とても参考になります。ところで、フィルムからのデジタル化がと...ブログ拝見しました。すごい情報量ですね、とても参考になります。ところで、フィルムからのデジタル化がとてもきれいなのですが、差し支えなければスキャンの機種や設定などお教えください。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-12130668250829170202015-02-16T00:37:56.884+09:002015-02-16T00:37:56.884+09:00猿画堂さん
こんばんは。へリアタイプは各社とも作っていたようですね。戦後はガラスのバリエーションが増...猿画堂さん<br />こんばんは。へリアタイプは各社とも作っていたようですね。戦後はガラスのバリエーションが増え、貼り合わせレンズ(新色消し)へのガラスの選択肢が増えたため性能が飛躍的に伸び、球面収差の補正もうまくゆくようになったのであろうかとおもっています。日本製品を見るとヘリアーも高解像でシャープなレンズに変化していったことをうかがい知ることができるということですよね。コメントありがとうございました。spiralhttps://www.blogger.com/profile/10875414449111689030noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5103814972859645636.post-36677103997754835742015-02-15T21:01:47.480+09:002015-02-15T21:01:47.480+09:00初めまして。昨年こちらに伺い そのディープな内容に驚き、爾来興味を持って拝読させていただいております...初めまして。昨年こちらに伺い そのディープな内容に驚き、爾来興味を持って拝読させていただいております。ヘリアタイプのレンズ構成は現在のコシナ社製品に受け継がれておりますが、ニコンとペンタックスでも過去に同種のレンズ構成を持つレンズを出していたことがあります。ニコンではマイクロニッコール105ミリf4、ペンタックスもマクロタクマー100ミリf4と奇しくも中望遠タイプのマクロレンズです。オールドヘリアとは異なる硬質な描写傾向ですが、ヘリアタイプ構成の描写の可能性を示すものとしては参考になるかもしれません。貴ブログの趣旨からは M42マウントのマクロタクマー100ミリf4の方が合うかもしれませんね。猿画堂http://kizaisitsu.exblog.jp/noreply@blogger.com